継続の科学 | Phase制

なぜ「3ヶ月の継続」
お願いするのか

― Phase制の流れと、定着に必要な期間の科学的根拠 ―

8〜12週で構造が定着
12週慢性痛の境界
89%潜在TPを併発
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口コミ20,257件・平均4.8 年間約80万人来院 MLB球団10年トレーナー在籍 全国125店舗 特許技術使用

回復から発展までを、4つのPhaseでご提案しています

こころ整体院では、身体の回復から発展までを4つのPhaseに分けてご提案しています。それぞれのPhaseは「次に進む段階」というより、身体が段階的に変化していくプロセスそのものです。とくに Phase 2 で「3ヶ月以上の継続」をお願いしている理由には、明確な臨床的・科学的根拠があります。

1
Phase 1 | 痛みの緩和
3〜5回・約1〜2週間。神経系の適応で「楽になった」「動きやすい」を実感する段階。
2
Phase 2 | 定着(3ヶ月〜)
構造的な変化を定着させる最重要フェーズ。重なった層を順に整えていきます。
3
Phase 3 | 動ける身体
症状消失後の回復フェーズ。本来の可動域・機能を取り戻していきます。
4
Phase 4 | 若々しく疲れない身体
運動習慣による発展フェーズ。フィットネス連携で一生ものの身体へ。

最初の数回で「楽になる」のは、神経系の一時的な変化です

最初の3〜5回の施術で、多くの方が「楽になった」「動きやすい」と感じます。これは脳から筋肉への信号が改善される神経系の適応によるもので、最初の1〜2週間で起こる典型的な変化です(Sale, 1988 / Moritani & deVries, 1979)。

ただし、ここで注意すべき重要な事実があります。この段階の改善は神経系の一時的な変化であり、筋肉や骨格、筋膜の構造そのものが変わったわけではありません。ここで通院を中止すると、多くの場合「元の状態」に戻ります。

「定着」は、同じ症状の改善を続けることではありません

Phase 2 は「定着」のフェーズです。ここで身体に起こっていることは、単純な「同じ症状の改善継続」ではありません。

玉ねぎの皮を剥くように、症状は層を変えて現れる

長年の身体の使い方の癖や、過去の古傷、無意識にかばってきた動作パターンは、複数の層をなして身体に蓄積しています。

玉ねぎの皮を剥くように、症状は層をなす。①今痛い場所→②隠れていた次のパターン→③古い癖・古傷由来の不調→④本来の身体(中心)
1
一番表面の「今、痛い場所」が改善する
2
その下に隠れていた次のパターンが現れる
3
さらに古い癖・古傷由来の不調が出てくる
4
順に剥がすことで、身体は本来の状態へ戻る

これはトリガーポイント療法の臨床現場でよく観察される現象で、私たちはこれを「玉ねぎの皮を剥く」と表現しています。表層のトリガーポイントが解除されると、それまでマスキングされていた深層のトリガーポイントが顕在化することは、臨床的によく知られています。

慢性的なトリガーポイントを抱える患者の 89% が、
「潜在トリガーポイント」を併せ持つと報告されています

実際、慢性的なトリガーポイントを抱える患者の89%は、現在症状を出している「活性トリガーポイント」に加えて、まだ症状を出していない「潜在トリガーポイント」を併せ持つことが報告されています。潜在トリガーポイントは数週間〜数ヶ月のうちに活性化(再発)するため、表面の症状だけを追いかけて治療を終えると、結局戻ってきます。

構造的な変化と、定着に必要な期間

身体の構造的な変化が安定して定着するためには、スポーツ医学のメタアナリシスによると 8〜12週間 が必要とされています(Schoenfeld et al., 2016)。

また、徒手療法のシステマティックレビューでも、トリガーポイントへの継続的介入は「2週で5セッション」から「12週で24セッション」までと報告されており、週2回ペースを12週続けるのが標準的なプロトコルです(Falsiroli Maistrello et al., 2018)。

さらに、整形外科・リハビリテーション領域の国際ガイドラインでは、「12週間(3ヶ月)以上続く痛み」を慢性痛と定義しています(American College of Physicians, 2017)。

つまり「3ヶ月」という期間は、

✓ 痛みが慢性化するかどうかの境界線
✓ 組織の構造的変化が定着するために必要な期間
✓ 重なった複数のパターンを層ごとに剥がすために必要な期間

という三重の意味で、臨床的に最低限必要な区切りなのです。

中止後12週で、効果は消失する

やめると約12週間で戻る。継続は定着して維持されるが、中止すると約12週間で効果が消失する(ディトレーニング)

獲得した身体の変化は、介入を中止しておおよそ12週間で消失することが報告されています(ディトレーニング効果)。これは「玉ねぎの皮を剥く」プロセスを途中で止めると、剥がした層が再び戻ってくるリスクがあることも意味します。

「痛みがない」、その先へ

痛みが消えた直後の身体は、まだ「使わずに守ってきた身体」です。長年の不調をかばってきた動作パターンが残っており、関節の可動域、筋肉のバランス、左右差などには改善の余地が残っています。

・痛みのない身体を、本来の可動域で動かせる身体に
・かばう動きから、自然で機能的な動きへ
・「不調がない」から「動ける」への一段階アップ

このPhaseでは、痛みの治療というより「身体の機能を取り戻す」ことが中心になります。整体・手技療法を継続しながら、徐々に動きの質を高めていく段階です。

動ける身体を持った人が、さらに上を目指す

Phase 4 での目標は、痛みの管理でも回復でもありません。身体を「攻めて鍛える」段階です。

・運動習慣を持ち、筋力・持久力・柔軟性を高めていく
・疲れにくく、回復の早い身体をつくる
・姿勢が整い、見た目が若々しくなる
・年齢を重ねても活動的でいられる土台をつくる

研究によれば、獲得した身体の変化は介入を中止しておおよそ12週間で消失します。Phase 4 はこの「再発・退行を防ぐ攻めのフェーズ」であり、ここに到達することで、これまでに積み上げてきた改善が一生ものになります。

このPhaseでは、整体院でのケアから、当グループのフィットネス(cocoro FITNESS、PiPi、ストレッチ & フィットネス24 など)への連携もご提案できます。強化・運動習慣化はフィットネス側で、身体のメンテナンスは整体側で、というハイブリッドな関わり方が理想です。

「1回で完治」を、私たちはあえて採用しません

「1回で骨格が変わる」「数回で完治」という訴求を、私たちはあえて採用しません。最初の数回で痛みが軽くなるのは事実ですが、それは神経系の一時的な反応にすぎず、本当の意味で「戻らない身体」をつくるためには、玉ねぎの皮を順に剥がす時間が必要だからです。

私たちがお願いしている「3ヶ月」は、

✓ 通わせるための期間ではなく、
✓ 戻らない身体をつくるための期間であり、
✓ 身体の科学が示す、最低限必要な期間です。

3ヶ月が経過したあとは、月次でのご継続・解約はご自由にお選びいただけます。Phase 3 への移行も、Phase 4 までの発展も、卒業も、お客様ご自身のペースで決めていただける設計にしています。

「3ヶ月の継続」について、よくいただく質問

なぜ「3ヶ月の継続」をお願いするのですか?
最初の数回での改善は神経系の一時的な変化で、筋肉・骨格・筋膜の構造そのものはまだ変わっていません。構造的な変化が定着するにはスポーツ医学の知見で8〜12週間が必要とされ、国際ガイドラインでも12週間(3ヶ月)が慢性痛の境界とされています。3ヶ月は「戻らない身体」をつくるための、臨床的に最低限必要な期間です。
3ヶ月通えば「完治」しますか?
私たちは「数回で完治」「1回で骨格が変わる」といった表現は採用していません。効果や必要な期間には個人差があります。3ヶ月は構造的な変化が定着し始める区切りで、その後の継続・卒業はご自身のペースでお選びいただけます。
途中で通院をやめるとどうなりますか?
研究では、獲得した身体の変化は中止後おおよそ12週間で消失する(ディトレーニング)と報告されています。表面の症状だけを追って終えると、隠れていた層(潜在トリガーポイント)が再び現れ、戻りやすくなります。
3ヶ月を過ぎたら解約できますか?
はい。3ヶ月以降は、月次でのご継続・解約を自由にお選びいただけます。Phase 3・4への発展も、卒業も、ご自身のペースで決めていただける設計にしています。
最初の数回で楽になったのに、なぜ通い続けるのですか?
その「楽になった」は、脳から筋肉への信号が変わる神経系の適応によるもので、構造そのものはまだ変わっていません。ここで中止すると元の状態に戻りやすいため、定着まで継続をおすすめしています。
出典・参考文献(6件)

1. Schoenfeld BJ, Ogborn D, Krieger JW. (2016) "Effects of resistance training frequency on measures of muscle hypertrophy: A systematic review and meta-analysis." Sports Medicine, 46(11): 1689-1697.

2. Sale DG. (1988) "Neural adaptation to resistance training." Med Sci Sports Exerc, 20(5 Suppl): S135-145.

3. Moritani T, deVries HA. (1979) "Neural factors versus hypertrophy in the time course of muscle strength gain." Am J Phys Med, 58(3): 115-130.

4. Qaseem A, Wilt TJ, McLean RM, Forciea MA. (2017) "Noninvasive Treatments for Acute, Subacute, and Chronic Low Back Pain: A Clinical Practice Guideline From the American College of Physicians." Annals of Internal Medicine, 166(7): 514-530.

5. Falsiroli Maistrello L, Geri T, Gianola S, Zaninetti M, Testa M. (2018) "Effectiveness of Trigger Point Manual Treatment on the Frequency, Intensity, and Duration of Attacks in Primary Headaches: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials." Frontiers in Neurology, 9: 254.

6. Travell JG, Simons DG. (1999) "Myofascial Pain and Dysfunction: The Trigger Point Manual, Volume 1 & 2 (2nd Edition)." Williams & Wilkins. ※ 活性トリガーポイントと潜在トリガーポイントの臨床的概念の出典

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※本ページの内容は、一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾患に対する診断・治療を行うものではありません。しびれ・発熱・急激な体重減少を伴う場合は、まず医療機関を受診してください。

※「改善」「定着」等の表現は施術による一般的な体感の変化を示すものであり、効果を保証するものではありません。効果・必要な期間には個人差があります。引用文献は身体の一般的な適応・回復に関する知見であり、特定の結果を保証するものではありません。

※本ページは2025年2月18日施行の厚生労働省「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師等の広告に関する検討会」ガイドラインおよび景品表示法に準拠して作成しています。

最終更新日:2026年6月4日|監修:安藝泰弘(医療法人奥山会常務理事・柔道整復師・東亜大学大学院博士課程)、萩原三郎(NATA公認ATC)

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