立川のPCワーカーに急増中|ストレートネック・スマホ首の本当の原因と改善策 | ココロカラダメディカル整体院 立川北口院

立川のPCワーカーに急増中|ストレートネック・スマホ首の本当の原因と改善策 | ココロカラダメディカル整体院 立川北口院

「朝、起きた瞬間から首がズシッと重い」「仕事中、気づくと画面にかじりつくような前のめりになっている」「スマホを置こうと思っても、手が勝手に画面をスクロールしている」――立川駅北口院には、ファーレ立川・立川タクロス・GREEN SPRINGS周辺で働くPCワーカーから、こうした「スマホ首」「ストレートネック」のご相談が年々増えています。

本記事のテーマは、「肩こりの症状」ではなく首の構造変化そのもの――すなわち、本来30〜40度あるはずの頸椎の前弯カーブが失われた状態(ストレートネック/スマホ首)です。見た目の問題ではありません。頭部重量を支える首のアーチ構造が崩れることで、筋肉・椎間板・神経系に何十kg単位の累積ストレスがかかり続ける、れっきとした生体力学的な問題です。

この記事では、Hansraj 2014年の頸椎生体力学モデル広島大学・金沢大学2022年のScientific Reports論文厚生労働省「情報機器作業ガイドライン」という一次エビデンスを軸に、ストレートネックが首に起こしている構造変化の正体と、立川北口院が整体院として行える補完的なアプローチを、院長の浅見 大智が解説します。

  • 公開日: 2026-04-21
  • 監修: 安藝 泰弘(givers ホールディングス株式会社 代表取締役/臨床研究者)
  • 執筆: 浅見 大智(ココロカラダメディカル整体院 立川北口院 院長)
※本稿は一般的な情報提供を目的としたものです。強いしびれ・上肢の脱力・激しい頭痛・めまい・構音障害を伴う場合は、まず整形外科または脳神経外科を受診してください。当院は民間資格による整体院であり、急性外傷の応急処置や保険診療は行いません。
この記事の結論(3行で)
  • ストレートネックとは「首が凝っている状態」ではなく、頸椎の生理的前弯(30〜40度のC字カーブ)が失われ、まっすぐ、または逆カーブになった構造変化。見た目ではなく力学の問題。
  • Hansraj 2014の生体力学モデルによれば、頭部前傾が60度になると首にかかる実効荷重は約27kg。中立位の5倍以上の累積ストレスが毎日蓄積する。
  • 広島大学2022年の研究は、前方頭位(FHP)が慢性化すると僧帽筋上部の筋活動パターンそのものが書き換わることを示した。意識的な姿勢矯正だけでは戻らない領域がある。
セルフチェック:あなたの首、ストレートネック進行中?
  • 壁にかかと・お尻・背中を付けて立つと、後頭部が壁に自然につかない(または意識して強く引かないと届かない)
  • 横から撮った自分の写真を見ると、耳の穴の位置が肩より前に出ている
  • 天井を見ようと首を後ろに倒すと、真上まで向けない/首の後ろが詰まる感じがする
  • 朝起きた瞬間、首〜後頭部の付け根が重く、枕を選び直しても変わらない
  • スマホを1日3時間以上見ている(通勤+昼休み+帰宅後を含む)
  • 目の奥の痛み・こめかみの締め付け型の頭痛が週に数回以上ある
  • デスクワーク中、気づくとディスプレイに顔が吸い寄せられている

3つ以上当てはまる方は、頸椎前弯の減少(ストレートネック進行)に入っている可能性があります。5つ以上なら、単なる姿勢のクセではなく、筋活動パターンと構造両方の問題が重なっている段階です。

1. ストレートネックとは|"スマホ首"と呼ばれる構造変化の正体

結論:ストレートネックは病名ではなく、頸椎の自然な前弯(30〜40度のC字カーブ)が失われ、まっすぐ、または逆カーブになった状態のこと。首を支えるアーチ構造の喪失。

首の骨(頸椎)は7つの椎骨で構成され、横から見るとゆるやかに前方へ凸のカーブを描いています。これを頸椎の生理的前弯と呼び、健康成人ではおおむね30〜40度の角度があるとされています。このカーブが果たしている役割は、橋のアーチ構造と同じ――上から落ちてくる力を分散し、衝撃を吸収することです。

① 前弯が失われるとどうなるか

成人の頭の重さは約5kg(ボウリングの球1つ分)。前弯カーブがあるうちは、この重量は頸椎の椎体・椎間板・椎間関節・筋肉・靭帯に分散して支えられています。しかし前弯が失われて首が真っすぐになると、頭の重みは首の後ろの筋肉(僧帽筋上部・後頭下筋群・頸板状筋など)と椎間板の後方線維に集中します。これが慢性的な首コリ・頭痛・めまいの基盤になります。

② 逆カーブ(頸椎後弯化)という段階

さらに進行すると、頸椎が後弯化(本来と逆方向に反る)する方もいます。Yukawaらが2016年にEuropean Spine Journalに発表した626名の健常成人を対象にした脊柱アライメント研究では、若年層で頸椎カーブが減少・逆転している例が少なくないことが示されています。日本国内でも、成尾整形外科病院の紹介する研究データでは20代女性の約3割が頸椎の逆カーブを呈するとされ、スマホ世代の若年層ほど進行が早い傾向が見られます。

③ なぜ「病名ではない」のに問題なのか

ストレートネックは、正式な疾患名ではありません。整形外科のガイドラインにも独立した診断基準として載っていません。しかし、構造が変化すれば、そこにかかる力学的負荷も変化します。頸椎の前弯喪失は、次のセクションで見るように、頭部の前方変位と連動して首の実効荷重を何倍にも増やすことが計算で示されています。「病気ではないから大丈夫」ではなく、「病気ではないからこそ姿勢と動き方でコントロールできる領域」と捉えることが大切です。

2. 頭の傾きで変わる首への負荷|Hansraj研究の衝撃数値

2014年、米国の脊椎外科医 Kenneth K. Hansraj 氏は、学術誌『Surgical Technology International』に「Assessment of stresses in the cervical spine caused by posture and position of the head(頭部の姿勢・位置が頸椎に与える応力の評価)」という論文を発表しました。頭部を前に傾ける角度ごとに、頸椎にかかる実効荷重を生体力学モデルで計算したものです。

前傾角度と頸椎にかかる荷重

頭の前傾角度頸椎にかかる実効荷重イメージ
0度(中立位)約5kg(10〜12ポンド)ボウリング球1個分。首のアーチで分散して支えられる。
15度約12kg(27ポンド)2歳児を首でおんぶしている状態。
30度約18kg(40ポンド)小学1年生を首に乗せて過ごす負荷。
45度約22kg(49ポンド)灯油ポリタンク1缶強を首で支える負荷。
60度約27kg(60ポンド)小学4年生1人分。スマホをお腹の前で見ている姿勢に相当。

なぜ重さが増えるのか

頭が前に出るほど、首の後ろ側にある筋肉・靭帯・椎間板後方線維は「梃子(てこ)の力点からの距離」が長くなるため、同じ5kgの頭を支えるために数倍の力を要します。これは重力と生体力学の法則であって、「気合い」や「筋力」で代替できるものではありません。姿勢が崩れれば、力学的に負荷は必ず増えるのです。

⚠ 立川のPCワーカーの累積ストレス

立川の平均的なオフィスワーカーは、平日にPC画面を7〜8時間+スマホを2〜3時間覗き込んでいます。Hansrajの論文では「世界の人々は1日2〜4時間スマホを見ており、年間にして700〜1,400時間の過剰な頸椎ストレスを積み上げている」と指摘されています。この累積こそが、ストレートネック=首の構造変化の原動力です。

参考:Hansraj KK. Surg Technol Int. 2014;25:277-9.

3. 広島大学研究が示した「筋活動パターンの書き換え」

結論:前方頭位が慢性化すると、僧帽筋上部の筋活動パターンそのものが書き換わり、意識的に姿勢を正しても正常群と同じ働き方にならない。

2022年11月、広島大学・金沢大学らの研究チームは、国際学術誌『Scientific Reports』(Nature Portfolio)に、ストレートネックと密接に関わる前方頭位(Forward Head Posture, FHP)と僧帽筋上部線維の筋活動パターンの関係を示す論文を発表しました。

研究概要

  • 対象:若年男性19名(FHP群9名:平均22.3±1.5歳/正常群10名:平均22.5±1.4歳)
  • 方法:3種類の座位姿勢を各30分間保持し、64電極の高密度表面筋電図で僧帽筋上部線維の活動を測定。Visual Analogue Scaleで疲労感を評価。
  • 姿勢評価:外耳道〜C7ラインで頭頚角度を算出。

主要な結果

  • FHP群はすべての姿勢で疲労の訴えが強かった(VASスコア有意差あり)。
  • FHP群では僧帽筋上部線維の筋活動が過剰に高く、活動分布が正常群と異なっていた
  • 姿勢を意識的に正しても、FHP群の筋活動分布は正常群と同じ状態には戻らなかった。

この研究がストレートネック改善にもつ意味

重要なのは、「一時的に姿勢を正す」だけでは筋活動の書き換えが元に戻らないということ。首の構造変化(頸椎前弯の減少)と、筋活動パターンの固定化は、別々に対処する必要があります。前者には胸椎の伸展可動性と頸部深層屈筋の再教育、後者には筋膜の滑走性回復と神経系の再学習――この2方向のアプローチを並行して行うことで、ようやく肩こり・首こりの慢性化サイクルを断ち切れます。

▼【詳しく知りたい方へ】論文書誌情報

Nishikawa Y, Watanabe K, Takahashi T, Maeda N, Hyngstrom A. "Influence of forward head posture on muscle activation pattern of the trapezius pars descendens muscle in young adults." Scientific Reports 12, 19484 (2022). DOI: 10.1038/s41598-022-24095-8
広島大学プレスリリース:https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/74274

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4. 立川のPCワーカーに多い「3つのストレートネック」パターン

立川北口院で日々お話を伺っていると、立川駅北口のオフィス・再開発エリアで働く方のストレートネックには、仕事環境に応じた3つのパターンがあります。自分のタイプを知ると、対処の優先順位がはっきり変わります。

1 デュアルモニター型

メインモニター+サブモニターの2画面運用。左右どちらかのモニターに頭が常に傾いており、前方頭位に加えて回旋方向の歪みが入っているタイプ。首の片側に集中的な負荷がかかる。

典型:IT・エンジニア・広告代理店・金融系アナリスト/ファーレ立川・立川タクロスの高層オフィス

2 ノートPC単独型

外付けモニターを使わず、ノートPCだけで作業するタイプ。画面が目線よりかなり下にあるため頭部前傾角度が30〜45度になりやすく、Hansrajのモデルで換算すれば首に約18〜22kgの負荷が常時かかる状態。

典型:GREEN SPRINGSでノマドワークするフリーランス/リモートワーカー/営業外回り中心

3 スマホ+PC混合型

オフィスではPC、通勤中・昼休み・帰宅後はスマホ。頭を下に傾ける時間が1日中途切れないタイプ。60度前傾で約27kgの負荷がスマホ時間にさらに上乗せされ、累積ストレスが最も高い。

典型:中央特快・南武線で往復90分以上/SNS運用担当・マーケター/若手社員全般

実際には複数のタイプが重なっている方が大半です。特に立川北口エリアは、都心通勤とローカルオフィス勤務のハイブリッド、リモートとオフィス出社の併用など、働き方のパターンが多様なため、「平日は①、週末は③」といった混合型が増えています。

5. ストレートネックが招く合併症|頭痛・めまい・眼精疲労・自律神経

ストレートネックの本当の怖さは、首そのものの痛み以上に、全身に波及する合併症にあります。頸椎は脳から全身への神経・血管の通り道であり、構造が崩れれば波及範囲は首の周囲だけに留まりません。

① 緊張型頭痛

後頭部〜こめかみにかけて、締め付けられるような重い痛み。僧帽筋上部・後頭下筋群の慢性緊張が三叉神経・頸神経の連絡経路を介して引き起こすとされるのが緊張型頭痛。ストレートネックで最もありふれた合併症で、鎮痛薬を常用している方は要注意です。

② 眼精疲労・ドライアイ

頭部前傾姿勢は、眼球の位置・瞬きの回数・焦点調節筋(毛様体筋)の使い方すべてに影響します。画面を至近距離で覗き込む姿勢は瞬きが通常の1/3程度まで減少すると言われ、涙液膜の蒸発からドライアイを引き起こします。目の奥の痛み・かすみ・光過敏の背後にはしばしば首の構造問題が隠れています。

③ めまい・ふらつき

頸椎には椎骨動脈が走行し、後頭下筋群の緊張は平衡感覚を司る固有受容器と密接に関連します。頸性めまいと呼ばれるタイプでは、首を特定方向に動かした時にふわっとしたふらつきが出ることがあります。ただし、回転性の激しいめまい・聴覚症状を伴うめまいは整形外科・耳鼻科・脳神経外科の受診が必要です。

④ 自律神経の乱れ

後頭下筋群は迷走神経・副神経の走行領域と隣接しており、ここの慢性緊張は交感神経優位の状態を固定化します。結果として、寝付きの悪さ・朝起きられない・動悸・慢性的な疲れ・だるさが抜けない、といった不定愁訴につながります。

⑤ 顎関節への波及

頭の位置が前に出ると、下顎の位置も釣り合わせるために後方に引かれ、顎関節や咀嚼筋に負担がかかります。朝起きた時の顎のだるさ・食いしばりの自覚がある場合、首の構造問題が土台にあるケースが多いです。

6. 厚労省が定めるVDT作業の基準|立川のオフィス環境と照合する

結論:立川のPCワーカーの多くは、厚労省「情報機器作業ガイドライン」の推奨基準を超えて画面を見続けている。まずは環境側の見直しがストレートネック進行を止める第一歩。

厚生労働省は令和元年(2019年)7月、17年ぶりにVDTガイドラインを改正し、「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」として発表しました(令和3年一部改正)。ここには、首と目への負担を減らすための具体的な数値基準が明記されています。

項目厚労省ガイドラインの基準
連続作業時間1時間を超えないこと
作業間の休止10〜15分の休止を設ける
連続作業中の小休止1〜2回(1〜2分程度)、姿勢を変える/遠くを見る
ディスプレイと目の距離おおむね40cm以上離す
画面の見下ろし角度画面の上端が目の高さとほぼ同じか少し下
眼精疲労対策眼科医療機関でも広く推奨される20-20-20ルール(20分ごとに20秒、約6m先を見る)
⚠ ガイドラインと立川のPCワーカーの現実

立川北口院でお話を伺うと、「3〜4時間ぶっ通しで画面を見ていた」「ノートPCの画面まで20〜25cm程度」「1時間ごとの休止なんて無理」という声が多数。つまり日本の大多数のPCワーカーは、国が定めた安全基準を恒常的にオーバーした働き方をしているのが実態です。ストレートネックが「起きて当然」の環境を、まず環境側から修正することが先決です。

総務省「令和7年版 情報通信白書」によれば、2024年のスマートフォンによるインターネット利用率は74.4%とパソコンを大きく上回り、いまや首の前傾ストレスは職場だけでなく通勤・休憩・就寝前まで及んでいます。構造変化を止めるには、「ガイドラインに沿った作業環境」+「スマホ時間の制限」の両面が必要です。

7. 自分でできる改善|3つのセルフエクササイズ

ストレートネックに対するセルフケアの本丸は、「首をストレッチする」ことではなく、①胸椎の伸展可動性を回復させる、②頸部深層屈筋を使えるようにする、③後頭下筋群の過緊張を解除するの3つです。デスクで1〜2分ずつできるものを紹介します。

① 顎引きドローイン(首の深層筋を目覚めさせる)

椅子に浅く腰掛け、壁または椅子の背もたれに後頭部をそっと接触させます。顎を軽く引き(二重顎を作るイメージ)、後頭部で壁を2〜3mm押す感覚で5秒キープ、脱力。これを5〜8回。頸部深層屈筋(長頸筋・頭長筋)を再教育する運動で、ストレートネック改善の最優先エクササイズです。勢いをつけず、呼吸を止めないこと。

② 胸椎伸展ストレッチ(頸椎の土台を整える)

椅子に座り、両手を後頭部で組む。息を吸いながら、胸を天井方向に突き上げ、胸椎を反らせて背中のベルトライン(肩甲骨の間)を伸ばす。5秒キープして脱力。これを10回。頸椎前弯は胸椎が丸まっている限り戻りません。胸椎が動くようになって初めて首が正しい位置に収まります。

③ 後頭下筋群リリース(テニスボール法)

仰向けで寝て、後頭部と首の境目(後頭骨下縁)にテニスボールを2つ並べて当て、頭の重みで1〜2分間沈み込む。ゴリゴリ動かさず、ただ圧を預けるだけ。後頭下筋群は自律神経の走行領域とも密接で、ここが緩むと目の奥の重さ・頭頂部の圧迫感も軽減します。就寝前に行うと睡眠の質改善にもつながります。

これら3つは、「直す」ためではなく「進行を止め、回復の土台を作る」ためのセルフケアです。広島大学の研究が示した通り、慢性化した筋活動パターンの書き換えはセルフケアだけでは難しく、ここから先は筋膜・姿勢軸を同時に整える専門的介入の領域になります。

8. 立川北口院でのアプローチ|AI姿勢分析+筋膜リリース+姿勢軸矯正

ココロカラダメディカル整体院 立川北口院は、立川駅北口から徒歩1分(MISUMIビル2階)の自費整体院です。整骨院ではなく民間資格の整体院ですので、保険診療や急性外傷の応急処置は行いません。ストレートネックのように日常の姿勢・動きから生まれた構造変化に対し、姿勢・筋膜・自律神経の3層を整える補完的アプローチを専門としています。

  1. STEP1:AI姿勢分析で頭部前方位量を数値化 耳垂(耳の穴)と肩峰のアライメント、頭部前方変位量を画像ベースで計測。「何となくストレートネックかも」ではなく、「頭が標準より何cm前に出ているか」「左右どちらに傾きやすいか」を客観的な数値で把握するところから始めます。
  2. STEP2:筋膜リリースで過活動筋と滑走不全を解消 広島大学の研究が示した僧帽筋上部の過活動、そしてその背景にある胸鎖乳突筋・後頭下筋群の慢性緊張に対し、組織間の滑走性を回復させる手技を行います。揉みほぐすマッサージではなく、層と層の「貼り付き」をほどくイメージ。
  3. STEP3:姿勢軸矯正(胸椎・頸椎・肩甲骨) 頸椎前弯の回復には、胸椎伸展可動性と肩甲骨位置の再調整が不可欠です。姿勢矯正としてのGIFTメソッドは、力でねじ伏せる矯正ではなく、正しい位置に骨格が収まる環境を作り、筋肉がそれを維持できる可動域を取り戻していく方法です。
  4. STEP4:自律神経へのアプローチ 後頭下筋群と頸部の深層へのアプローチは、迷走神経領域に働きかけ副交感神経優位への切り替えを促します。交感神経優位が固定化している方の「頭が休まらない」「寝ても疲れが抜けない」状態に対する補完的ケアです。
  5. STEP5:再発予防のセルフケア指導 セクション7のエクササイズを、あなたの姿勢評価結果に合わせてカスタマイズ。職場・自宅・通勤電車の中で続けられる形にお渡しします。施術だけに頼らず、日常のなかで首のカーブが維持されるサイクルを作ることがゴールです。
院長・浅見からのひと言:「ストレートネックは"見た目"の問題ではなく、"力学"の問題です」
ストレートネックで来院される方に、まずお伝えすることがあります。「これは背中が丸くて見栄えが悪いから直す、という話ではありません。頭を支える首のアーチ構造が変わり、力の逃がし方が変わってしまった結果、筋肉・椎間板・神経系に本来不要な負荷がかかり続けている――そういう力学の問題です」と。

Hansraj氏の計算も、広島大学の研究も、それぞれ異なる角度から「構造が変われば、そこにかかる力も働き方も変わる」という同じ結論を示しています。だからこそ、当院は「揉みほぐす」ではなく「構造と動きを同時に整える」補完的アプローチを選んでいます。ファーレ立川・立川タクロスで長時間PCと向き合うあなたへ、まずは首が今どういう状態にあるかを、数値で一緒に見てみませんか。

9. よくある質問(FAQ)

Q1. ストレートネックは本当に病気なのですか?レントゲンで診断されるべきですか?

A. ストレートネックは正式な病名ではなく、頸椎の生理的前弯(本来30〜40度あるカーブ)が失われた状態を指します。20代女性では約3割に頸椎の逆カーブが見られるという2016年の研究もあり、それ自体は必ずしも異常ではありません。ただし、しびれや強い頭痛・めまい・上肢の脱力を伴う場合は整形外科の画像診断をおすすめします。当院は構造そのものを元に戻すのではなく、首への負担が減る動き方・姿勢を整えるアプローチを行います。

Q2. 頭が60度前に出ると本当に27kgの負荷がかかるのですか?

A. はい、2014年にHansraj氏が発表した頸椎生体力学モデル研究の計算値です。中立位で約5kg(10〜12ポンド)の頭部重量が、15度で約12kg、30度で約18kg、45度で約22kg、60度で約27kgまで実効荷重が増えるとされています。スマホを覗き込む姿勢が何時間も積み重なると、この負荷が首の後ろ側の筋肉・靭帯・椎間板に累積していきます。

Q3. セルフケアだけでストレートネックは改善しますか?

A. 軽度であれば、胸椎の伸展運動・顎引きドローイン・後頭下筋群のリリースを毎日続けることで負担は減らせます。ただし広島大学2022年の研究は、前方頭位が慢性化すると首こり・肩こりの背後にある僧帽筋上部の筋活動パターンが書き換わり、意識的な姿勢矯正だけでは正常群と同じ状態に戻らないことを示しています。慢性化した場合は、筋膜滑走と姿勢軸を同時に整える専門的介入が有効です。

Q4. 仕事帰りや休日でも通えますか?

A. 平日は再診19:40・初回19:00まで(60分対応のため初回は40分早めの締め切り)、土日祝は再診18:00・初回17:20まで受付しています。立川駅北口から徒歩1分、ファーレ立川・立川タクロスのオフィスから直接、または昭和記念公園・GREEN SPRINGS帰りにもお立ち寄りいただけます。

Q5. スマホの使用時間が長い若い世代でも対応していますか?

A. はい、特に20代のPC・スマホヘビーユーザーからのご相談が増えています。Yukawaらの2016年の研究および国内の整形外科データでは、20代では頸椎カーブが半分以下になっている方が多く、若年層こそ早めの介入が再発予防に効果的です。AI姿勢分析で現状を数値化してからアプローチします。

Q6. マッサージ店や整骨院と何が違うのですか?

A. マッサージ店は筋肉をほぐすリラクゼーションが中心で、骨格構造や筋活動パターンへの介入は行いません。また立川北口院は整骨院ではなく整体院(民間資格)ですので、保険適用の急性外傷治療は扱わず、自費で姿勢・筋膜・自律神経を整える補完的アプローチに特化しています。構造としての首のカーブと、その維持に関わる筋肉の働き方の両方に同時にアプローチするのが当院の特徴です。

まとめ:ストレートネックを構造から整えるために

この記事の要点
  • ストレートネックは病名ではなく、頸椎の生理的前弯(30〜40度)が失われた構造変化。見た目ではなく力学の問題として捉える。
  • Hansraj 2014の生体力学モデルでは、頭の前傾角度に応じて首の実効荷重は5kg→12kg→18kg→22kg→27kgと増加。累積ストレスが構造変化の原動力。
  • 広島大学2022年の研究は、前方頭位が慢性化すると僧帽筋上部の筋活動パターンそのものが書き換わることを実証。意識的な姿勢矯正だけでは戻らない領域がある。
  • ストレートネックは、緊張型頭痛・眼精疲労・めまい・自律神経の乱れ・顎関節症状といった広範な合併症の起点になりうる。
  • 改善は「環境調整(厚労省基準)+セルフエクササイズ(胸椎伸展・顎引き・後頭下リリース)+専門的介入(筋膜・姿勢軸・自律神経)」の3本柱。整体院として補完的にサポートできる領域がある。

参考文献・エビデンス

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この記事の監修者
安藝 泰弘(Yasuhiro Aki)
givers ホールディングス株式会社 代表取締役/臨床研究者(Clinical Researcher)
柔道整復師|人間科学修士

2006年にこころ整骨院を創業し、現在は国内外164拠点のヘルスケア事業を統括。臨床と経営の傍ら東亜大学大学院にて人間科学修士号を取得し、2025年に国際学術誌『PLOS ONE』に筋膜トリガーポイントと肩甲骨アライメントに関する研究論文を筆頭著者として発表。科学的根拠に基づく独自メソッド「GIFT」を開発。

PLOS ONE 掲載著者 人間科学修士 臨床歴28年
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この記事の執筆者
浅見 大智(Asami Daichi)
ココロカラダメディカル整体院 立川北口院 院長
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