「階段が怖い」「正座ができない」「朝の一歩目が痛い」——センター北・横浜市都筑区エリアでも、変形性膝関節症の症状に悩む方は非常に多く、膝痛専門 こころ整体院 byコレクトにも日々多くのご相談が寄せられています。厚生労働省の推計では、日本国内で2,400万人以上が変形性膝関節症に該当するとされています。
「軟骨が減ったから痛い」とよく説明されますが、それだけでは説明できない痛みが臨床では数多く存在します。整形外科での湿布・注射・リハビリを続けても改善しない方の多くは、力学的負荷(メカニカルストレス)という本質的な原因へのアプローチが不足しています。
この記事では、センター北の膝痛専門 こころ整体院 byコレクトの視点から、変形性膝関節症の定義・力学的原因の3つのメカニズム(O脚によるラテラルスラスト・膝の外旋・軸ずれ)、そして根本改善のアプローチを専門的にわかりやすく解説します。
- 変形性膝関節症は日本で2,400万人以上が該当する国民病
- 痛みの本質は「軟骨の減少」ではなく力学的負荷の偏りにある
- 3つの主要メカニズム:①O脚+ラテラルスラスト ②膝の外旋(ねじれ) ③脛骨外側偏位(軸ずれ)
- 軟骨には神経がほとんどなく、痛みを感じるのは滑膜・脂肪体・関節包・靭帯
- 改善の鍵は「軟骨を増やす」ことではなく「負荷を分散させること」
- 歩いているとき膝が外側にぶれる感覚がある(ラテラルスラスト)
- O脚と言われたことがある、または膝の内側が特に痛い
- 膝のお皿が外側を向いている・ねじれている感覚がある
- レントゲンで「内側の隙間が狭い」と言われた
- 湿布・注射を続けているが改善しない
2つ以上当てはまる場合、力学的負荷へのアプローチが根本改善に必要な可能性があります。
変形性膝関節症とは?【定義と病態変化】
変形性膝関節症とは、加齢や力学的負荷により膝関節の軟骨が摩耗し、関節変形・痛み・腫れを生じる慢性疾患です。
- 軟骨の摩耗(特に内側)
- 関節裂隙の狭小化(レントゲンで「隙間が狭くなる」)
- 骨棘形成(骨の変形・出っ張り)
- 滑膜炎による関節水腫(膝に水が溜まる)
一般的には「軟骨が減ったから痛い」と説明されます。しかし実際の臨床では、軟骨がほとんど残っていなくても痛みが少ない方、逆に変形が軽度でも強い痛みを感じる方が多く存在します。これは「軟骨の減少=痛みの原因」という説明が不完全であることを示しています。
本当の原因は「力学的負荷(メカニカルストレス)」
変形性膝関節症の痛みの本質は、関節に偏った負荷が集中し続けることです。この偏った負荷を生み出すのが、膝関節のアライメント(配列)と運動軸の乱れです。主なメカニズムは以下の3つです。
3つの力学的ストレスメカニズム
膝関節内反(O脚)とは
膝が内側へ入り込み、O脚傾向になる状態です。O脚では歩行中にラテラルスラスト(膝の外への横ぶれ)が起こります。
レントゲンで「内側の隙間が狭い」と言われる方の多くは、このメカニズムが進行しています。
膝が外側へねじれた状態です。このねじれにより、圧縮だけでなく伸張ストレス(引き伸ばし)が発生します。
影響を受けやすい組織:
これらが持続的に引き伸ばされることで、慢性的な炎症や腫れが起こります。ねじれは「痛みの部位と原因が異なる」ことが多く、内側が痛くても原因が外側のねじれにある場合があります。
脛骨が外側へ変位し、大腿骨との軸がずれる状態です。このとき、内側には圧縮負荷、外側には伸張負荷という複合ストレスが同時に発生します。
よくある誤解:軟骨が減る=痛みの原因ではない
実は、軟骨には神経がほとんど存在しません。「軟骨がなくなると痛い」という説明は不正確です。痛みを感じているのは、軟骨ではなく以下の軟部組織です。
これらの軟部組織が、力学的ストレス(内反アライメント・ねじれ・軸ずれによる荷重の偏り)によって繰り返し刺激されることで炎症・痛みが生じています。
したがって「軟骨を増やす治療」よりも、「偏った負荷を分散させるアプローチ」の方が症状改善に直結します。
🔬 力学的ストレスと「滑走不全」——なぜ痛みが慢性化するのか(クリックで開く)
力学的ストレスが長期化すると、膝関節周囲の組織に滑走不全(Fascial Gliding Dysfunction)が生じます。滑走不全とは、筋膜・脂肪体・関節包などの組織間の「滑り(グライディング)」が低下した状態です。
内反アライメント・ねじれ・軸ずれによって特定の組織が繰り返し圧迫・引き伸ばされると、組織間の癒着が進み滑走性が低下します。この状態では、アライメントを改善しようとしても組織が動きにくく、痛みが慢性化します。
Stecco らの研究では、組織間のヒアルロン酸が変性・濃縮(Densification)することで滑走性が低下することが示されています。byコレクトでは、エコー検査で滑走不全の箇所を特定し、筋膜リリースで組織の滑走性を回復させることを施術の核としています。
改善の鍵は「負荷を分散させること」
変形性膝関節症の根本改善に必要なのは以下の3つです。
- アライメント修正:O脚・軸ずれを整え、内側への集中荷重を分散させる
- ねじれの改善:膝の外旋パターンを修正し、軟部組織への伸張ストレスを軽減する
- 荷重軸の再教育:歩き方・立ち上がり方・荷重バランスを改善し、膝全体に負荷を均等に分散させる
今日からできること:荷重バランスの自己確認
片足立ちをしたとき、膝が内側に入る・外側に揺れるならアライメント不良のサインです。
- 歩くとき「足の外側(小指側)に少し体重を意識する」だけで膝内側への圧縮が軽減します
- 立ち上がりは「重心を前に移してからお尻を浮かせる」ことで膝への衝撃を分散できます
- O脚傾向がある場合は、股関節の外転・外旋筋(中臀筋・深層外旋六筋)の強化が有効です
力学的ストレスにアプローチするには? ——byコレクトのアプローチ
自己流での荷重改善に限界を感じる場合、エコー評価と専門的な軸矯正が改善の近道です。
超音波エコーで膝の組織をリアルタイムに観察し、内側軟骨・半月板・膝蓋下脂肪体・関節包の状態を確認します。ラテラルスラスト・ねじれ・軸ずれのどれが主因かを評価し、個別の改善方針を決定します。
力学的ストレスによって癒着した筋膜・脂肪体の滑走性を回復させます。特に膝蓋下脂肪体・鵞足部・後外側支持機構の癒着を解消することで、痛みの根本的な軽減が期待できます。
O脚・ねじれ・軸ずれを根本から修正し、膝全体に荷重が均等に分散されるよう整えます。歩き方・立ち上がり方の個別指導と筋力強化を組み合わせ、再発を防ぎます。
力学的ストレスへのアプローチで改善できます。
やってはいけないこと——力学的ストレスを悪化させるNG行動
- 「軟骨が減った=手術しかない」と思い込んで保存療法を諦める:力学的負荷の改善によって症状が大幅に軽減できるケースは多くあります。
- 痛みを我慢してウォーキングの距離を増やす:アライメントが崩れたまま長距離歩くと、内側への集中荷重が蓄積します。まず歩き方を改善してから距離を増やしてください。
- 「安静にすれば治る」と運動を完全にやめる:筋力低下→膝の安定性低下→さらなる力学的ストレスという悪循環に入ります。
- 内側だけを治療する(外側の問題を無視する):ねじれ・軸ずれが原因の場合、痛みの部位(内側)と原因(外側のアライメント)が異なることがあります。
- 自己流でO脚を矯正しようとする:誤った方向への矯正は別の部位に負担を集中させます。専門的評価のうえで行うことが重要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 変形性膝関節症は「軟骨が増えれば治る」のですか?
軟骨は成人後にはほとんど再生しません。しかし、痛みの本質は軟骨の減少ではなく、偏った力学的負荷による軟部組織(滑膜・脂肪体・関節包など)の炎症です。負荷を分散させることで、軟骨が増えなくても痛みは大幅に改善できます。
Q2. ラテラルスラストとは何ですか?自分で確認できますか?
ラテラルスラストとは、歩行中に膝が外側へ横ぶれする現象です。O脚の方に多く見られます。自分での確認は難しいですが、鏡の前や動画で歩行を確認したとき「膝が外にぶれる感覚がある」「歩くとき膝が安定しない」と感じる場合は、ラテラルスラストが起きている可能性があります。
Q3. 変形性膝関節症でも運動はした方がいいですか?
はい。適切な運動は筋力維持・関節安定性の向上・荷重の分散に有効です。ただし「痛みを我慢して行う運動」「アライメントが崩れたままの運動」は逆効果です。「痛みが出ない範囲・正しいフォーム・自分の状態に合った種目」を選ぶことが前提です。
Q4. レントゲンで「骨棘がある」「隙間が狭い」と言われましたが、手術が必要ですか?
画像所見の重症度と痛みの強さは必ずしも一致しません。骨棘や隙間の狭小化があっても、力学的負荷の改善によって痛みが大幅に軽減できるケースは多くあります。手術は保存療法を十分に試みた後でも日常生活に著しい支障がある場合に検討するものです。
Q5. 若い人(40代以下)でも変形性膝関節症になりますか?
はい。加齢だけでなく、スポーツによる膝の酷使・肥満・O脚などのアライメント不良・過去の膝の怪我(半月板損傷・靭帯損傷)がある場合、若い年齢でも発症します。特に力学的ストレスが長期間蓄積されると、軟骨の摩耗が加速します。早めの対処が重要です。
センター北・横浜市都筑区で変形性膝関節症にお悩みの方へ
センター北周辺エリアでも「湿布や注射を続けているが改善しない」「軟骨が減ったと言われて諦めている」「何が原因なのかわからない」というご相談は非常に多くいただきます。変形性膝関節症は力学的ストレスへの正しいアプローチで大幅に改善できます。
膝痛専門 こころ整体院 byコレクトは、センター北駅からすぐの場所にある膝の痛みに特化した専門院です。エコー検査・筋膜リリース・軸矯正の3ステップで、力学的ストレスの根本原因にアプローチします。
- 住所
- 〒224-0032 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央(センター北駅 徒歩すぐ)
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- 9:00〜12:00 / 15:00〜20:00
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まとめ|変形性膝関節症の本質
変形性膝関節症の痛みの本質は軟骨の減少ではなく、偏った力学的負荷です。O脚によるラテラルスラスト・膝のねじれ・軸ずれという3つのメカニズムが痛みを生み出しています。改善のためには「軟骨を増やす」のではなく「負荷を分散させる」アプローチが必要です。
- 日本で2,400万人以上が該当する非常に多い疾患
- 原因:軟骨摩耗+力学的ストレス(O脚・ねじれ・軸ずれ)
- 痛みを感じるのは軟骨ではなく滑膜・脂肪体・関節包・靭帯・筋膜
- 改善の鍵:アライメント修正・ねじれ改善・荷重軸の再教育
- 「軟骨が減った=仕方ない」は誤解。保存療法で大幅改善が可能
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参考文献
- Stecco C, et al. "Hyaluronan within fascia in the etiology of myofascial pain." Surgical and Radiologic Anatomy, 2011; 33(10): 891–896.
- Andriacchi TP, et al. "A framework for the in vivo pathomechanics of osteoarthritis at the knee." Annals of Biomedical Engineering, 2004; 32(3): 447–457.
- Sharma L, et al. "The role of knee alignment in disease progression and functional decline in knee osteoarthritis." JAMA, 2001; 286(2): 188–195.
- Miyazaki T, et al. "Dynamic load at baseline can predict radiographic disease progression in medial compartment knee osteoarthritis." Annals of the Rheumatic Diseases, 2002; 61(7): 617–622.
- Felson DT, et al. "Osteoarthritis: new insights. Part 1: the disease and its risk factors." Annals of Internal Medicine, 2000; 133(8): 635–646.
柔道整復師|人間科学修士
2006年にこころ整骨院を創業し、現在は国内外164拠点のヘルスケア事業を統括。臨床と経営の傍ら東亜大学大学院にて人間科学修士号を取得し、2025年に国際学術誌『PLOS ONE』に筋膜トリガーポイントと肩甲骨アライメントに関する研究論文を筆頭著者として発表。
- 研究者ID (ORCID): 0009-0002-5707-6121
- 主要論文 (PLOS ONE): Relationship between the asymmetry of the resting scapular position...

