お灸(きゅう)は、よもぎから作る「もぐさ(艾)」をツボの上で燃やし、温熱でやさしく刺激する東洋医学の方法で、「きゅう師」という国家資格に関わる施術です。 東洋医学では、ツボ(経穴)を温めることで体の巡りを整え、緊張をゆるめると言われています。市販の台座灸のように手軽なタイプもあり、セルフケアとして親しまれています。一方で、やけどや皮膚トラブルを避けるための一般的な注意もあります。この記事では、お灸とは何か・種類・セルフケアで気をつけたいこと・整体との使い分けを、落ち着いて中立に整理します。
こちらは全国125院・年間延べ80万人のクライアント様に向き合ってきたこころ整体院グループ(整体院)による、東洋医学の一般知識としての解説記事です。お灸そのものは当院では行っていません。姿勢のクセによる肩こりや腰の張りには、AI姿勢分析とGIFTメソッドという整体のアプローチでサポートします。
⚠️ お灸を試す前に、専門家・医療機関への相談が安心な場合
次のような場合は、自己判断でお灸を行わず、医師や鍼灸の専門家(きゅう師)に相談してください。原因のわからない不調や強い痛みが続くときは、まず整形外科や内科などの医療機関で評価を受けることが大切です。
- 発熱・強い炎症・腫れがあるとき、ケガの直後
- 妊娠中の方(お腹や腰への施灸は特に注意が必要と言われています)
- 糖尿病などで皮膚の感覚が低下している方(やけどに気づきにくいため)
- 皮膚に湿疹・傷・炎症がある部位
- 持病があり服薬中の方、体調がすぐれないとき
これらは、温熱による刺激がかえって体の負担になったり、やけどのリスクが高まる場合があるためです。お灸はあくまで東洋医学の一つの方法で、体調の不安があるときは専門家の判断を優先してください。
お灸とは?東洋医学での位置づけ
お灸とは、よもぎの葉から作る「もぐさ」をツボの上で燃やし、温熱でやさしく刺激する東洋医学の方法です。 「きゅう師」という国家資格に関わる施術で、はり(鍼)とあわせて「鍼灸(しんきゅう)」と呼ばれます。あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の資格は「あはき法」という法律で定められています。
東洋医学では、体には「経絡(けいらく)」という流れの道があり、その要所にあたる「経穴(けいけつ=ツボ)」を温めることで、体の巡りを整えると言われています。お灸の温もりは、体をじんわり温めてこわばりをゆるめ、リラックスにつながるとされます。足三里(あしさんり)や三陰交(さんいんこう)など、昔から知られるツボが用いられてきました。
お灸は自宅でも楽しめる手軽なセルフケアとして親しまれており、市販の台座灸を使う方も増えています。なお、お灸で体調に働きかけるという考え方は東洋医学の一般的な情報であり、医学的な断定ではありません。当院(こころ整体院)は整体院で、お灸そのものは行っていない点をあらかじめお伝えします。
お灸にはどんな種類があるの?
お灸は大きく「有痕灸(ゆうこんきゅう)」と「無痕灸(むこんきゅう)」に分かれ、市販の台座灸は肌に直接触れない温灸タイプが中心です。 一般的に知られている種類を整理します。
- 台座灸(だいざきゅう):もぐさが台座の上にのっていて、肌に直接触れずに温める市販タイプ。せんねん灸などが知られ、セルフケアで最も親しまれています。
- 棒灸(ぼうきゅう):棒状に固めたもぐさに火をつけ、肌から少し離してかざして温める方法です。
- 知熱灸(ちねつきゅう):もぐさを小さくひねり、熱さを感じたところで取り除く、温もりを重視した方法と言われています。
- 直接灸(ちょくせつきゅう):もぐさを肌の上で燃やす伝統的な方法で、跡が残ることがあります。専門家(きゅう師)が行うものです。
セルフケアで用いられるのは、肌に直接触れずやけどしにくいよう工夫された台座灸が中心です。強い温もりを求めるより、心地よいと感じる温度で選ぶことが、一般的なコツとされています。
お灸をセルフケアで試すとき、一般的に気をつけたいこと
お灸のセルフケアで大切なのは、やけどを避け、心地よい温度で無理なく行うことです。 台座灸を使う場合の一般的な注意点を整理します。熱いと感じたら我慢せず外すのが基本です。
ポイント1:熱いと感じたらすぐ外す
「もっと熱いほうが良い」と我慢するのは避けたい行動です。じんわり温かいくらいが目安で、チクッと熱さを感じたら、無理せず台座灸を外します。同じ場所に続けて長時間当てることも控えます。
ポイント2:入浴直後・飲酒後・就寝直後は避ける
入浴やお酒のあと、体が温まっているときは、温度を感じにくくやけどに気づきにくいと言われています。体調が落ち着いた時間帯に、換気をしながら行うのが安心です。
ポイント3:肌の状態と体調を確かめる
湿疹や傷のある部位、皮膚の感覚が低下している方、妊娠中の方、持病のある方は、事前に専門家へ相談します。少しでも不安があるときは、無理に行わないことが大切です。
姿勢のクセによる肩こり・腰の張りが気になる方へ。
全国のこころ整体院(整体院)でAI姿勢分析を受けられます。
【詳しく知りたい方へ】お灸の温もりと東洋医学の考え方
お灸の温もりは、体を温めて巡りを整えると東洋医学では考えられていますが、これは伝統的な知識であり医学的な断定ではありません。 一般に語られている考え方を整理します。
1. ツボ(経穴)と温熱の考え方
東洋医学では、体表のツボを温めることで、冷えやこわばりをやわらげ、リラックスにつながると言われています。もぐさは燃えるときにじんわりとした温もりを生み、その温熱がツボへの刺激になるとされます。科学的な仕組みについては研究が続けられている段階です。
2. 「冷え」と体調の関わり
東洋医学では、体の冷えが不調の背景にあると考えられることがあります。お灸で温めることは、こうした冷えへの昔ながらのセルフケアとして親しまれてきました。厚生労働省 e-ヘルスネットでも、体を冷やしすぎない生活習慣が体の負担軽減と関わるとされています。
3. お灸で整えにくい「姿勢のクセ」
温めることで一時的に楽に感じても、反り腰や猫背といった姿勢のクセそのものは、温熱だけでは変わりにくい部分です。慢性的な疲れ・だるさの背景に姿勢の負担がある場合は、姿勢を整える視点もあわせて役立ちます。
お灸と整体の使い分け:GIFTの視点
お灸は温熱で巡りを整える東洋医学のアプローチ、整体は姿勢や関節・筋肉のバランスを整えるアプローチで、目的が異なります。 こころ整体院グループは整体院で、お灸(鍼灸)は行っていません。姿勢のクセによる不調には、揉まない・押さないGIFTメソッドでサポートします。
- お灸が親しまれる場面 … 冷えが気になるとき、温もりでリラックスしたいときなど。東洋医学のセルフケアとして、専門家(きゅう師)に相談しながら取り入れる方が多いと言われています。
- 整体が向く場面 … 肩こりや腰の張りの背景に、反り腰・猫背などの姿勢のクセがあるとき。姿勢そのものを整える視点が役立ちます。
- こころ整体院のサポート … AI姿勢分析で骨盤の傾きや背骨のカーブを見える化し、GIFTメソッドで姿勢のクセの負担のもとにアプローチします。
整体と整骨院の違いなど、業態の違いをもっと知りたい方は「整体と整骨院の違い」の解説もあわせてご覧ください。ツボを使ったセルフケアに関心がある方には足裏のセルフケアの記事も参考になります。
まとめ
お灸は、よもぎのもぐさをツボの上で燃やし、温熱でやさしく刺激する東洋医学の方法で、「きゅう師」という国家資格に関わる施術です。東洋医学では、ツボを温めることで巡りを整え、こわばりをゆるめると言われています。市販の台座灸のように手軽なタイプもあり、セルフケアとして親しまれています。試すときは、熱いと感じたら我慢せず外す・入浴直後や飲酒後は避ける・肌と体調を確かめることが一般的な注意点です。妊娠中や持病のある方、原因のわからない不調があるときは、まず医師や専門家に相談してください。お灸は温めるアプローチ、整体は姿勢や体のバランスを整えるアプローチと、目的が異なります。姿勢のクセによる肩こりや腰の張りが気になる方は、お近くのこころ整体院グループ(整体院)で、AI姿勢分析を起点に姿勢の状態を確認してみてください。
姿勢のクセによる肩こり・腰の張りを、揉まずに整える。
全国の店舗(整体院)でAI姿勢分析とGIFTメソッドを体験できます。
よくある質問(FAQ)
よもぎから作る「もぐさ」をツボの上で燃やし、温熱でやさしく刺激する東洋医学の方法です。「きゅう師」という国家資格に関わる施術で、はりとあわせて鍼灸と呼ばれます。
市販の台座灸のように、肌に直接触れず温めるタイプはセルフケアとして親しまれています。熱いと感じたら外す、入浴直後は避けるなど、一般的な注意を守って行うことが大切です。
肌に直接触れない台座灸や棒灸・知熱灸などの温灸タイプと、もぐさを肌の上で燃やす直接灸があります。セルフケアでは、やけどしにくいよう工夫された台座灸が中心です。
熱いと感じたら我慢せず外し、じんわり温かいくらいを目安にします。同じ場所に長く当て続けない、入浴直後や飲酒後を避ける、換気をするといった点が一般的な注意です。
妊娠中は、お腹や腰への施灸は特に注意が必要と言われています。自己判断は避け、医師や鍼灸の専門家に相談してから検討してください。
お灸は温熱で巡りを整える東洋医学のアプローチ、整体は姿勢や関節・筋肉のバランスを整えるアプローチで、目的が異なります。こころ整体院グループは整体院で、お灸は行っていません。
不調のもとによって向くものは変わります。反り腰や猫背などの姿勢のクセが背景にある場合は、姿勢を整える整体の視点が役立ちます。冷えが気になるときはお灸を取り入れる方もいます。
こころ整体院グループは整体院のため、お灸(鍼灸)は行っていません。姿勢のクセによる肩こり・腰の張りには、AI姿勢分析とGIFTメソッドという整体のアプローチでサポートします。
心地よいと感じる温度で行い、熱さを感じたらすぐ外すことが基本です。皮膚の感覚が低下している方は気づきにくいため、事前に専門家へ相談することをおすすめします。
原因のわからない不調や強い痛みが続くときは、まず整形外科や内科などの医療機関で評価を受けてください。姿勢のクセが気になる場合は、全国の店舗のAI姿勢分析もご活用いただけます。
参考文献
- 公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会 一般向け解説(お灸・鍼灸の基礎知識).
- あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(あはき法).
- 厚生労働省 e-ヘルスネット(生活習慣・体温と健康に関する解説).
- 安藝泰弘ほか「健康な成人における安静時肩甲骨位置の非対称性と僧帽筋上部の潜在性トリガーポイントとの関連」PLOS ONE, 2025(DOI:10.1371/journal.pone.0335268).
監修・執筆者
安藝 泰弘(あき やすひろ)
柔道整復師/東亜大学大学院 博士課程
giversホールディングス こころ整体院グループ 創業者(本記事の監修・執筆・総監修)
1996年柔道整復師資格取得。臨床28年・延べ施術人数15万人超。2025年にPLOS ONE誌へ姿勢分析に関する研究論文を筆頭著者として発表。制度・資格・業態の解説を担当。「揉まずに整える」GIFTメソッドを開発し、全国125院・年間延べ80万人来院規模の整体院グループへと育てた。






