膝の外側が痛い 原因と対処法
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膝の外側が痛い|原因と対処法を専門家が解説

この記事のポイント

膝の外側の痛みで最も多いのは腸脛靭帯炎(ランナー膝)。ただし膝だけの問題ではなく、中殿筋の持久力低下→骨盤のぐらつき→膝外側への負荷集中という運動連鎖の崩れが根本原因です。最新の研究ではストレッチ単独では不十分で、股関節外転筋の強化が最も有効と報告されています。

膝の外側が痛くなる
4つの原因とは?

膝の外側が痛くなる4つの原因

原因によって対処法がまったく違います。最も多いのは腸脛靭帯炎(ランナー膝)ですが、膝の外側だけの問題ではなく、お尻・股関節・足首の運動連鎖が崩れた結果です。

腸脛靭帯炎(最多・約40%)
太ももの外側を走る腸脛靭帯が、膝の外側の骨と繰り返しこすれることで炎症が起きます。ランニングだけでなく長時間の歩行でも発症。下り坂や階段を降りるときに痛みが強くなるのが特徴。
外側半月板損傷(約25%)
膝の中にあるクッション(半月板)の外側が傷つくことで痛みが出ます。スポーツでの急な方向転換や加齢による変性で起こります。膝がガクッとする「膝崩れ」を伴うことも。
外側型の変形性膝関節症(約20%)
X脚傾向の方や過去のケガの影響で外側の軟骨がすり減るケース。歩き始めや階段の上り下りで膝の外側に鈍い痛みを感じます。
外側側副靭帯損傷(スポーツ外傷)
膝の外側を支える靭帯が、接触スポーツや交通事故で損傷した状態。単独での損傷は稀。強い痛みと腫れ、膝のぐらつきを伴う場合は整形外科の受診が必要。

すぐに整形外科を受診すべきケース

1. 膝がガクッと崩れる(ロッキング・膝崩れ)

2. 膝の外側が明らかに腫れている

3. スポーツ中にバキッと音がして激痛が走った

4. 安静にしていても痛みが強く、夜間に目が覚める

5. 膝が完全に伸ばせない、または曲げられない

参考文献

中山クリニック:膝の外側の痛みの臨床統計。腸脛靭帯炎・外側半月板損傷・外側型OA・膝蓋大腿痛症候群の4疾患で約9割。

「レントゲンで異常なし」なのに
膝の外側が痛い理由

レントゲンに映らない膝外側の痛みの正体

整形外科でレントゲンを撮って「骨には異常ありません」と言われたのに、膝の外側が痛み続ける——このパターンは珍しくありません。

腸脛靭帯炎はレントゲンにもMRIにも特徴的な所見が出にくい疾患です。大腿筋膜張筋や中殿筋にできた硬結(トリガーポイント)が膝の外側に痛みを飛ばしているケースもあり、この場合も画像検査では原因が特定できません。

「画像で異常なし=問題なし」ではなく、筋肉や筋膜の問題を評価できる施設での検査が必要です。

参考文献

Curr Phys Med Rehabil Rep. 2024 — "ITBS Current Evidence":レントゲン、MRIで著明な所見がないことが多い。トリガーポイント療法が筋膜制限に推奨。

なぜ膝の「外側」に
痛みが集中するのか?

膝の外側に負荷が集中する5段階メカニズム

膝の外側の痛みは「膝の問題」ではなく、骨盤の前傾やお尻の横の筋肉(中殿筋)の持久力低下によって膝の外側に負荷が集中する「運動連鎖の崩れ」です。

1
骨盤が前に傾く+脊椎の動きが硬くなる
大腿筋膜張筋が常に引っ張られた状態になる
2
中殿筋の持久力が低下
骨盤が横にぐらつき、一歩ごとに膝が内側に入る
3
腸脛靭帯が過剰に引っ張られる
膝の外側の骨との摩擦が増大し、炎症が起きる

2023年のシステマティックレビューでは、腸脛靭帯炎の方は中殿筋の「筋力」そのものよりも「疲労耐性(持久力)」が有意に低いことが報告されています。つまり、お尻の筋肉を「強く」するだけでなく、「持続的に使える」ようにすることが重要です。

さらに2024年の最新レビュー(13件の研究・201名)では、ストレッチ単独ではITBの長さは変わらないことが示されました。痛みや機能の改善は、ストレッチではなく股関節外転筋の強化が最も有効であると結論づけられています。

参考文献

Sanchez-Alvarado A, et al. Front Sports Act Living. 2024;6:1386456:13件/201名。股関節外転筋の強化が最も有効。ストレッチ単独ではITBの長さは変わらない。

Turkish J Sports Med. 2023:ITBS患者は中殿筋の疲労耐性が有意に低い(p=0.01)。

JKSPM. 2025:中殿筋強化群でITB硬度・バランス・姿勢制御が有意に改善(RCT, 30名)。

膝の外側の痛み、原因は膝だけじゃない

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自分でできるセルフケア

膝の外側の痛み 急性期と回復期のセルフケア

痛みが出てすぐの時期は「冷やして休む」。痛みが落ち着いてきたら「中殿筋の持久力を回復する」。この2段階がポイントです。

急性期(痛みが強い時期)

アイシング:膝の外側を1回15〜20分、1日3回。氷をタオルで包んで当てます。

痛みを誘発する動作を避ける:ランニング・階段の下り・長距離歩行は一時中断。

やってはいけないこと:膝の外側を強く揉む、痛みを我慢して走り続ける。腸脛靭帯炎は放置すると慢性化しやすいため、早期の対応が重要です。

回復期(痛みが落ち着いてきたら)

中殿筋の持久力トレーニング:横向きに寝て、上の脚をゆっくり上げ下げ(足パカ運動)。20回×3セット、週3回。反動を使わず、お尻の横が疲れる感覚を確認しながら。

大腿筋膜張筋のセルフリリース:フォームローラーを太ももの外側に当て、ゆっくり転がす。痛すぎない程度の圧で30秒〜1分。

足首の背屈ストレッチ:壁に手をつき、後ろ足のかかとを床につけたまま膝を前に押し出す。足首が硬いと膝の外側への負荷が増えます。

こころ整体院での
膝の外側の痛みへのアプローチ

施術で「痛みを取り、筋肉が働ける状態を作る」→ 運動指導で「中殿筋の持久力を回復する」。この2段階が根本改善に必要です。

1
筋膜・トリガーポイントのリリース
大腿筋膜張筋や中殿筋にできた硬結を手技でリリースし、膝の外側への過剰な牽引を和らげます。
2
骨盤の前傾を整え、脊椎の動きを回復
骨盤が前に傾いたままだと大腿筋膜張筋が常に引っ張られ、いくらほぐしても戻ります。骨盤の傾きと脊椎の可動性を同時に調整。足首の背屈制限も確認します。
3
中殿筋の持久力を回復する運動指導
最新の研究が示す「中殿筋の持久力トレーニング」を個別に処方。ご自宅で続けられるプログラムをお渡しします。

施術後には、膝の動きをコントロールするためのキネシオテーピングを行う場合があります。構造的な問題が強い場合は、提携の整形外科をご紹介しています。

参考文献

Sanchez-Alvarado A, et al. Front Sports Act Living. 2024;6:1386456:ストレッチ単独ではITBの長さは変わらない。組織間の滑走性改善が手技の主なアプローチ目標。

Curr Phys Med Rehabil Rep. 2024:トリガーポイント療法が筋膜制限に推奨。

膝の外側の痛みに関する
よくある質問

膝の外側が痛いとき、冷やすべき?温めるべき?
痛みが出て48時間以内は冷やす。それ以降は温める。急性期はアイシング(1回15〜20分、1日3回)で炎症を抑え、48時間以降は温めて血流を促進すると回復が早まります。入浴でじんわり温めるのが手軽です。
ランニングは続けていい?
痛みがある間は中断してください。腸脛靭帯炎は「使いすぎ」で悪化する疾患です。痛みを我慢して走り続けると慢性化し、回復に時間がかかります。痛みが消えたら距離を半分にして再開し、2週間かけて徐々に戻してください。その間に中殿筋の持久力トレーニングを並行すると再発リスクが下がります。
整体で膝の外側の痛みに対応できる?
腸脛靭帯炎や筋肉由来の痛みには対応できます。外側側副靭帯の完全断裂、半月板のロッキング、骨折など構造的な問題は整形外科の領域です。当院では初回の検査で「整体で対応できる範囲か」を見極め、構造的な問題が疑われる場合は提携の整形外科をご紹介しています。
O脚と膝の外側の痛みは関係ある?
あります。O脚(内反膝)の方は、歩行やランニング時に膝の外側に力が集中しやすく、腸脛靭帯炎の発症リスクが高くなります。足部の過回内(かかとが外側に傾く)も同様です。当院ではAI姿勢分析で下肢のアライメントを評価し、O脚の度合いに応じた対応をご提案します。
膝の外側の痛みを繰り返さないためには?
中殿筋の持久力トレーニングを習慣にすること。横向きの足パカ運動やサイドブリッジを週3回の習慣にしてください。2024年の研究レビューでも股関節外転筋の強化が再発予防に最も有効と報告されています。ランニング時のフォーム(骨盤が横に傾かないか)のチェックも重要です。

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安藝泰弘
監修:安藝 泰弘
givers Holdings CEO / 常務理事, 医療法人奥山会
臨床経験28年・施術実績15万人超 / 年間約80万人来院
givers Holdings 全165拠点運営(こころ整体院125院 他)
国際論文誌掲載論文著者 / 東亜大学大学院 博士課程在籍
柔道整復師(国家資格)/ 医療法人奥山会 常務理事(整形外科・メンタルクリニック経営)
→ 研究実績を見る
萩原三郎
監修:萩原 三郎
NATA公認ATC / メソッド監修
メジャーリーグ球団で10年間プロ選手のコンディショニングに従事
2016年アパラチアンリーグ年間最優秀アスレティックトレーナー受賞
NATA公認ATC(全米アスレティックトレーナーズ協会認定)
トレーニングメソッド考案
自社チーム 新宿givers(3×3女子バスケ/2026年日本選手権ベスト4)
神奈川フューチャードリームス(野球)・渋谷シティFC(サッカー)(2024年・2025年優勝)トレーナー
横浜DeNAベイスターズ子供部門へのトレーナー派遣
NATA公認ATC MLB球団10年 リーグ最優秀AT

※本ページの内容は、一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾患に対する診断・治療を行うものではありません。症状が重い場合や、急な膝の腫れ・ロッキング・膝崩れがある場合は、まず医療機関を受診してください。

※「改善」「緩和」等の表現は施術による一般的な体感の変化を示すものであり、効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

※本ページは2025年2月18日施行の厚生労働省「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師等の広告に関する検討会」ガイドラインおよび景品表示法に準拠して作成しています。

最終更新日:2026年3月26日|監修:安藝泰弘(医療法人奥山会常務理事・柔道整復師・東亜大学大学院博士課程)、萩原三郎(NATA公認ATC)

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