なで肩による肩こりの改善方法の要点は、下がりやすい肩甲骨を引き上げて僧帽筋の負担をやわらげること、そして肩に力の入りやすい姿勢のクセを見直すことです。 なで肩の方は、肩甲骨がふだんから下に引っ張られやすく、肩をすくめる筋肉(僧帽筋の上部や肩甲挙筋)が常に働き続けるため、こりや重だるさが出やすい傾向があるとされています。強く揉みほぐす・湿布に頼るだけでは根本的な改善につながりにくく、こころ整体院 恵比寿院では、AI姿勢分析とGIFTメソッドにより、なで肩による肩こりを繰り返しにくい体づくりへのアプローチを行います。
こちらはこころ整体院 恵比寿院(恵比寿駅から徒歩1分)からお届けする、肩こり・首こりの改善方法の解説記事です。恵比寿院では、AI姿勢分析とGIFTメソッドで、なで肩による肩こりの原因にアプローチします。
⚠️ すぐに医療機関へ
次のようなサインがある場合は、なで肩や筋肉の疲労による肩こりではなく、別の原因が隠れていることがあります。自己判断は避け、まずは医療機関を受診してください。
- 腕から手先にかけてしびれ・冷え・力の入りにくさが広がる(胸郭出口症候群などの可能性)
- 首を動かすと電気が走るような鋭い痛みがある
- 頭痛・めまい・吐き気を伴い、日常生活に支障が出ている
- 肩こりに加えて胸の痛みや息苦しさがある
- 交通事故やスポーツでの強い衝撃のあとに首・肩の痛みが続く
なで肩による肩こりとは?まず知っておきたい改善の全体像
なで肩による肩こりの改善は、下がった肩甲骨を引き上げて僧帽筋まわりの血流を回復させることと、肩に負担をかけている姿勢のクセを見直すことが基本です。 まずは全体像を押さえましょう。
なで肩は、首の付け根から肩先までのラインがなだらかに下がっている肩の形を指す身近な呼び名です。肩の位置が下がると、肩甲骨を支える僧帽筋(そうぼうきん)の上部や肩甲挙筋(けんこうきょきん)が肩を持ち上げようと働き続け、こりや重だるさが出やすくなります。厚生労働省の国民生活基礎調査では、肩こりは女性の自覚症状 第1位、男性でも第2位に挙げられるほど身近な不調です。前かがみの姿勢が続くと頭の重さ(約5〜6kg)を首・肩の筋肉だけで支えることになり、なで肩の方はここに肩甲骨を吊り上げる負担が重なりやすい特徴があります。
恵比寿エリアでは、オフィスでの長時間のデスクワークや、埼京線・湘南新宿ラインなどでの長距離通勤といった生活パターンが多く、同じ姿勢を長く続けて肩まわりの血流が滞りやすい傾向があります。通勤や外出でバッグを肩にかける機会が多い方は、なで肩でずり落ちを防ごうと肩に力が入り、負担がさらに増えることもあります。こうした日常の積み重ねが慢性的な肩こりの背景にあります。姿勢の崩れを併発している方も少なくなく、骨盤矯正とあわせて土台から整えることで、肩への負担をやわらげやすくなります。
あなたのなで肩・肩こりはどのタイプ?恵比寿エリアで多い傾向+見分け方
恵比寿エリアのなで肩・肩こりは、働き方と生活の違いから大きく3つの傾向に分かれます。 恵比寿院周辺の来院者では長時間のデスクワークをされている方からの肩こり相談が最も多い傾向にあります。自分のタイプを知ると、日常で気をつけるポイントが見えてきます。
タイプ①:デスクワーク型(前かがみで肩甲骨が下がり続ける)
パソコン作業などで前かがみの姿勢が長時間続くタイプです。なで肩の方は肩甲骨がもともと下がりやすく、そこへ前かがみが重なると僧帽筋の上部繊維が常に引き伸ばされた状態で緊張します。1時間に一度は両肩をすくめてストンと落とすことが、肩甲骨の位置をリセットする第一歩です。画面の高さが低いと頭が前に出て負担が増すため、目の高さに合わせる工夫もあわせて役立ちます。
タイプ②:通勤・バッグ型(重い荷物を肩にかけ続ける)
埼京線・湘南新宿ラインなどでの長距離通勤で、重いバッグを片方の肩にかけ続けるタイプです。なで肩でずり落ちやすいぶん、無意識に肩をすくめて荷物を支え、片側の僧帽筋・肩甲挙筋に負担が集中しやすい傾向があります。バッグを左右で持ち替える・リュックに替えるだけでも、片側への集中がやわらぎます。腰痛を併発されている方もいらっしゃいます。
タイプ③:トレーニング・巻き肩型(運動後に肩が前へ巻き込まれる)
仕事帰りにジムやランニングで体を動かす方に多く、胸まわりが張って肩が前へ巻き込まれるタイプです。なで肩に巻き肩が重なると、肩甲骨が外へ広がったまま固まり、こりが抜けにくくなります。運動後に胸の前を開くストレッチを入れることが、肩まわりのこわばりの予防につながります。
3つのタイプに共通するのは「肩甲骨が下がったまま、同じ姿勢が長く続くこと」です。どのタイプであっても、まず気づいたときに肩甲骨を動かすことが改善への第一歩になります。
【自分でできる】なで肩による肩こりのセルフケア・対処法
ここからは、なで肩による肩こりを感じたときにご自宅や職場でできるセルフケアと対処法を3つご紹介します。 痛みのない範囲で、呼吸を止めずにゆっくり行うのが基本です。強い痛みやしびれがある時期は無理に行わず、まずは医療機関で評価を受けてください。
セルフケア①:肩すくめ・肩甲骨引き上げ(下がった肩甲骨を戻す)
- 背すじを伸ばして立つか座り、両肩を耳に近づけるように、すくめてゆっくり引き上げます
- 2〜3秒キープしたら、力を抜いてストンと肩を落とします
- これを10回くり返します(1日2〜3セット)
下に引っ張られやすい肩甲骨を、上へ引き上げてリセットする動きです。デスクワーク型の方の休憩時間にとくにおすすめで、座ったままでもできます。
セルフケア②:首すじの横倒しストレッチ(僧帽筋上部・肩甲挙筋をゆるめる)
- 背すじを伸ばしてイスに座り、右手で頭の左側を軽く押さえます
- 息を吐きながら、右耳を右肩に近づけるようにゆっくり倒します
- 15〜20秒キープ。反対側も同様に行います。左右1セットを2回くり返します
なで肩で張りやすい首すじの緊張をやわらげるケアです。反動をつけず、痛みのない範囲でゆっくり倒すのがポイントです。通勤後に首がつらい通勤・バッグ型の方に向いています。
セルフケア③:胸開き・肩甲骨内寄せストレッチ(巻き肩をリセットする)
- 壁の横に立ち、右腕を肘の高さで壁につけます
- 体を左にゆっくりひねり、胸の前面が伸びるのを感じます
- 15〜20秒キープ。反対側も同様に行います。左右1セットを2回くり返します
前へ巻き込まれた肩を開き、肩甲骨を背骨側へ寄せるストレッチです。トレーニング・巻き肩型の方が運動後の習慣にしやすいケアで、ドアの枠を使っても行えます。
【詳しく知りたい方へ】なで肩で肩こりが起こる医学的メカニズム
なで肩による肩こりの多くは、肩甲骨を吊り上げる筋肉の持続的な緊張・血流の低下・姿勢のクセの3つの要素が関わり合って起こると考えられています。 ここでは少し詳しく、その背景を3つに分けて整理します。
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① なで肩と僧帽筋・肩甲挙筋への負担
なで肩では、肩甲骨がふだんから下方向に引っ張られやすい状態にあります。肩甲骨を上から支える僧帽筋(そうぼうきん)の上部と肩甲挙筋(けんこうきょきん)は、下がった肩甲骨を持ち上げようと常に働き続け、休まる時間が少なくなります。こうして持続的に緊張した筋肉は、こりや重だるさの土台になります。こころ整体院グループの創業者・安藝泰弘は、この僧帽筋と肩甲骨の関係について国際学術誌 PLOS ONE(2025年)に研究論文を発表しています(上部僧帽筋の潜在的トリガーポイントと肩甲骨の非対称性に関する研究・DOI:10.1371/journal.pone.0335268)。
② 血流の低下とトリガーポイント
筋肉が緊張し続けると血管が圧迫され、酸素や栄養の供給が滞ります。その結果、筋肉の中に押すと痛む過敏なポイント(トリガーポイント)が形成され、こりの慢性化につながります。トリガーポイントは肩だけでなく、首や腕にまで痛みを広げることがあり、これが「肩こりなのに腕がだるい」と感じる一因です。強く揉んでほぐすよりも、姿勢を整えて負担そのものを減らすほうが、結果として楽になりやすいと考えられています。
③ 姿勢のクセ・前方頭位とのつながり
猫背やストレートネック、頭が前に出た姿勢(前方頭位)は、首・肩の筋肉への負担を大きく増やします。頭が2cm前に出るだけで、首にかかる負担は約2倍になるとも言われています。なで肩にこの姿勢のクセが重なると、肩甲骨を支える筋肉の負担はさらに大きくなります。この姿勢のクセは自分では気づきにくいため、姿勢のズレを確認する独自のAI姿勢分析を使うと客観的に確かめやすくなります。姿勢の崩れは肩こりだけでなく腰の不調にもつながるため、早めの見直しが役立ちます。
GIFTの視点:揉まない・押さない、なで肩の肩こりへの根本改善アプローチ
こころ整体院グループのGIFTメソッドは「揉まない・押さない・整える」を基本に、なで肩による肩こりの負担を集める姿勢のクセを整えます。 GIFTメソッドは、Gliding(なでるように動かす)・Inner(深部へのアプローチ)・Form(姿勢・フォームを整える)・Trigger(こり固まったポイントへの働きかけ)の頭文字で、強く押しほぐすのではなく姿勢のバランスを整えるアプローチです。
こころ整体院グループは"大学と共同研究する整体院"として、東亜大学との共同研究の成果を国際学術誌 PLOS ONE(2025年)に発表しています。なで肩による肩こりのケアでも、まずAI姿勢分析で姿勢のズレを確認し、断定はせず施術で根本原因を探ります。
↓詳しい内容を知りたい方はこちら↓
- AI姿勢分析で姿勢のズレを確認 … 肩甲骨の位置や左右差、頭の前方突出、猫背の角度といった姿勢のクセを確認し、筋力検査でどの筋肉が使えていないかを確かめます。
- 姿勢のクセに合わせて整える … 肩だけでなく背骨や骨盤の動きも含めて整え、僧帽筋や肩甲挙筋に負担が集中しない状態を目指します。
- セルフケアで定着 … 院でのケアとご自宅・職場でできるストレッチや姿勢の見直しを組み合わせ、なで肩による肩こりを繰り返しにくい状態を目指します。
全国125院・年間延べ80万人来院規模のグループで、恵比寿院もその1院として地域の方の体に合わせたケアを行っています。なお研究は状態を理解するためのもので、特定の結果をお約束するものではありません。
⚠️ やってはいけない!なで肩による肩こりの3つのNG行動
NG①:こっている部分を強くグイグイ揉む
痛いほど強く揉むと、筋繊維が傷つき防御反応でさらに硬くなることがあります。いわゆる「揉み返し」が起こると、翌日にはかえってこりが強まります。肩こりのケアは「痛気持ちいい」を超えない程度が目安です。
NG②:重いバッグをいつも同じ肩にかけ続ける
なで肩で荷物がずり落ちやすいからと、いつも同じ肩にかけて力を入れ続けると、片側の僧帽筋・肩甲挙筋への負担が偏ります。左右で持ち替える、リュックに替えるなど、肩への負担を分散する工夫が役立ちます。
NG③:運動せず同じ姿勢を続ける
「動くと余計にこりそう」と思って体を動かさずにいると、血行がさらに滞り、こりが慢性化しやすくなります。痛みのない範囲で肩甲骨を動かす、歩く、ストレッチをするなど、少しずつ動かすことが改善につながります。
まとめ
恵比寿エリアのなで肩による肩こりは、長時間のデスクワーク、長距離通勤での荷物の負担、そして運動後の巻き肩が重なって起こるケースが目立ちます。改善の基本は、下がった肩甲骨を引き上げて僧帽筋まわりの血流を回復させることと、肩に負担をかけている姿勢のクセを見直すことです。こりを痛いほど強く揉む・重い荷物を同じ肩にかけ続ける・こり固まったまま動かさずにいるの3つは避けたい行動です。腕のしびれや冷え、首を動かしたときの鋭い痛みがある場合は、迷わず医療機関を受診してください。なで肩による肩こりを繰り返さないために、今回ご紹介したセルフケアを日常に取り入れ、姿勢のクセを見直すことが長期的な改善に役立ちます。恵比寿院の肩こり・首こりページもあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1: なで肩だと肩こりになりやすいのはなぜですか?
なで肩は肩甲骨がふだんから下がりやすく、それを支える僧帽筋の上部や肩甲挙筋が肩を持ち上げようと常に働き続けます。休まる時間が少ないぶん筋肉が緊張し、血流が低下してこりや重だるさが出やすくなります。前かがみの姿勢や重い荷物が重なると、負担はさらに大きくなります。
Q2: なで肩による肩こりを自分でやわらげるにはどうすればよいですか?
まず30分〜1時間に一度は肩甲骨を動かす習慣をつけることが基本です。本記事でご紹介した肩すくめ・肩甲骨引き上げ、首の横倒しストレッチ、胸開き・肩甲骨内寄せストレッチを、痛みのない範囲で日常に取り入れてみてください。入浴で体を温めて血行を促すことも役立ちます。
Q3: なで肩そのものは変えられますか?
なで肩は骨格の個性による部分もありますが、肩甲骨を支える筋肉のバランスや姿勢のクセを整えることで、肩にかかる負担をやわらげていくことは目指せます。肩甲骨を引き上げる筋肉を働かせるセルフケアと、姿勢の見直しを続けることが、肩こりの起こりにくい状態づくりに役立ちます。
Q4: 肩こりに温める・冷やすのどちらがよいですか?
慢性的な肩こりには温めることが基本です。入浴やホットタオルで血行を促すと筋肉の緊張がやわらぎやすくなります。急に首を痛めた直後で熱っぽさがある場合は冷やすことが目安です。温めても楽にならない場合は、姿勢のクセが原因になっている可能性があります。
Q5: デスクワーク中の正しい姿勢はどのようなものですか?
モニターの上端が目の高さ、画面との距離は40〜70cm、背もたれに軽く寄りかかり骨盤を立てる姿勢が目安です。肘は90度前後に曲げ、足裏が床につく高さにイスを調整します。完璧な姿勢を維持しようとするより、30分〜1時間に一度は立ち上がって肩甲骨を動かすことがより大切です。
Q6: 肩こりは整体と整形外科のどちらに行けばよいですか?
腕のしびれ・冷え・力の入りにくさ、首を動かすと走る電気のような痛みがある場合は、まず整形外科を受診してください。これらのサインがなく、なで肩による姿勢のクセや筋肉のこりを根本から見直したい場合は整体という選択肢があります。
Q7: なで肩による肩こりを繰り返さないために予防できることはありますか?
同じ姿勢を長時間続けない、重い荷物は左右で持ち替えるかリュックに替える、週2〜3回のウォーキングや軽い運動で全身の血行を促す、本記事のセルフケアを日課にする、といった工夫が役立ちます。あわせて、猫背や頭の前方突出など自分の姿勢のクセを知っておくことが再発予防につながります。
Q8: 恵比寿駅からどのくらいですか?駐車場はありますか?
JR恵比寿駅・東京メトロ日比谷線恵比寿駅いずれからも徒歩1分です。西口を出て恵比寿南方面にすぐの場所にございます。専用駐車場はございませんが、近隣にコインパーキングが多数あります。代官山・広尾方面から自転車でお越しの方は、周辺の有料駐輪場をご利用ください。詳しい道順は院トップページをご確認ください。
Q9: 仕事帰りや土日でも通えますか?
はい。平日は19時40分まで受付しており、土日も対応しています(土日は18時まで/水曜は15時から)。恵比寿駅から徒歩1分で、お仕事帰りにそのままお立ち寄りいただけます。オフィスでのデスクワークや通勤による肩こりのお悩みに対応したケアを行っています。受付時間の詳細は院トップページをご確認ください。
Q10: 恵比寿院ではどんな症状の方が多いですか?
肩こり・首こりと腰痛が最も多く、次いで骨盤矯正・背中の痛みのご相談が多いです。恵比寿のオフィスで長時間デスクワークをされる方が中心で、埼京線・湘南新宿ラインでの長距離通勤による疲れや、なで肩で荷物の負担がかかりやすい方も目立ちます。30〜50代の方が多く、女性の方が中心です。
参考文献
- 厚生労働省「国民生活基礎調査」(自覚症状の状況・肩こりに関する統計).
- Fernández-de-las-Peñas C, et al. "Myofascial trigger points and their relationship to headache clinical parameters." Headache, 2006(僧帽筋トリガーポイントと関連痛の研究).
- Hansraj KK. "Assessment of stresses in the cervical spine caused by posture and position of the head." Surgical Technology International, 2014(前方頭位による頸椎負荷の研究).
- 安藝泰弘ほか「上部僧帽筋の潜在的トリガーポイントと肩甲骨の非対称性に関する研究」PLOS ONE, 2025(DOI:10.1371/journal.pone.0335268).
- 渋谷区統計書・国勢調査(人口・産業別就業者数).
監修・執筆者
安藝 泰弘(あき やすひろ)
柔道整復師/東亜大学大学院 博士課程
giversホールディングス こころ整体院グループ 創業者
1996年柔道整復師資格取得。臨床28年・延べ施術人数15万人超。国際学術誌 PLOS ONE(2025年)へ姿勢分析に関する研究論文を発表(上部僧帽筋の潜在的トリガーポイントと肩甲骨の非対称性に関する研究・DOI:10.1371/journal.pone.0335268)。「揉まずに整える」GIFTメソッドを開発し、全国125院・年間延べ80万人来院規模の整体院グループへと育てた。







