テニスの痛みはなぜ起こる?
——原因は「打つ腕」だけではありません
テニスでケガしやすい場所は?——全仏12年間のデータから
Montalvan et al.(2024年, Orthop J Sports Med)が全仏オープン2011〜2022年の12年間を調査した大規模データによると、687名の選手に750件の障害が発生しました(1大会平均62.5件)。女性392件・男性358件とほぼ同数であり、テニスの障害に性差は大きくありません。
一般のテニス愛好家の調査でも、週3回以上プレーする方はケガのリスクが約2.3倍、週4.5時間超で約2倍、クレーコートで約4倍に上昇すると報告されています。最もケガしやすい動作はサーブ(23.2%)です。
「足→腰→肩→腕」の動きの連鎖が途切れると痛みが出る
テニスのすべてのストローク、とくにサーブは足で生み出した力が腰→肩→腕の順に伝わる「全身の動きの連鎖」で成り立っています。肩甲骨まわりと体幹の筋肉だけで、腕を振るのに必要な力の約85%をまかなっているとされています。
| 動きが硬い場所 | その結果、負担がかかる場所 |
|---|---|
| 膝が深く曲がらない | 肩の回旋・肘への負担が23〜27%増加 |
| 体幹がうまく回らない | 腰に過度なひねりストレス→腰痛・疲労骨折のリスク |
| 股関節が内側に回りにくい | 腰を反らせて代償→腰椎の一部にストレスが集中 |
| 足首が前に曲がりにくい | 膝が内側に入りやすくなる→膝の靭帯を痛めるリスク上昇 |
| 肩の後ろ側が硬くなっている | 肩を内側にひねる動きが制限→肩の内側が詰まって痛む |
Elliott et al.(2003)の研究では、サーブの振りかぶり動作で膝が深く曲がらない選手ほど、肩や肘への負担が23〜27%も大きくなることが示されています。肩や肘が痛い原因が、実は膝や足首の硬さにあった——そんなケースは珍しくありません。
テニス特有の主な障害とそのメカニズム
テニス肘——テニスの名がついていますが、パソコン作業など繰り返しの動作でも起こります。一般の方の1〜3%が年間に経験し、テニスプレーヤーでは生涯で最大50%が経験するとも。重要なのは、これは「炎症(赤く腫れる状態)」ではなく、腱が少しずつ傷んでいく「変性」だという点です。湿布や安静だけでは根本的な対策にならない理由がここにあります。
サーブやストロークでの肩の痛み——繰り返しのオーバーヘッド動作で肩の後ろ側が硬くなり、肩を内側にひねる動きが制限されます。すると、サーブの振りかぶりの際に肩の中で骨と腱がぶつかりやすくなります。肩の痛みを訴えるスポーツ選手の44〜65%にこの状態がみられるとされています。
ジュニア選手の腰痛——10代の腰痛テニス選手のうち60%に腰椎(腰の骨)の疲労による異常があるとの報告があります。サーブで腰を反らせながらひねる動作の繰り返しが原因で、右利きの選手では左側に出やすい傾向があります。
テニスの痛みを部位ごとにバラバラに見るのではなく、「全身の動きがうまくつながっているか」という視点で捉えることが、再発を防ぎながらパフォーマンスも上げるための近道です。
2つ以上当てはまる方は、痛みの原因が「局所」ではなく「全身の動きの連鎖の破綻」にある可能性が高いと考えられます。
テニスの痛みに、
全身の動きから整えるGIFTメソッド
テニスの痛みは「痛い場所だけ揉む」では再発しやすいもの。GIFTメソッドは筋肉の柔軟性・関節の動き・体の使い方・痛みの引き金となるコリの4つの観点から、全身のつながりを整えます。テニスではとくに「体の使い方の再学習(Form)」が重要です。
複数の大規模な研究レビューが一致して示しているのは、手技による施術は「運動指導」と組み合わせたときに最も効果を発揮するということです。テニス肘では、施術+「ゆっくり伸ばしながら鍛える運動」の併用で痛みが最大42%軽減、腕の使いやすさが最大35%向上したと報告されています。当院では施術だけで終わらず、ご自宅でできる運動もお伝えします。
AI姿勢分析で「全身の動きのつながり」を見える化
Googleの骨格検出技術をベースに自社開発したAI姿勢分析で、全身の姿勢バランスを数値化します。膝・股関節・背中・肩甲骨の動きのバランスを客観的に評価し、「どこが硬いから、どこに負担がかかっているのか」を具体的に特定。テニスプレーヤーの方に多い"隠れた原因"を見つけ出します。
当グループ代表の安藝泰弘(柔道整復師・東亜大学大学院博士課程在籍)は、肩甲骨の位置と肩こりの深い関係についての研究を国際論文誌に発表しています。この研究知見が、テニス選手の肩のケアにも活かされています。
2回目以降は、20分の整体施術をベースに、EMS(電気的筋肉刺激)やBFRトレーニング(血流制限トレーニング)を組み合わせた合計40〜最大60分のプログラムを提供します。手技による運動連鎖の修正と、機器を活用した筋力強化・神経筋再教育を統合することで、テニスパフォーマンスの土台を構築します。
プロスポーツ現場でのトレーナー活動:当院の技術は、プロアスリートのコンディショニングにも活用されています。自社チーム「新宿givers」(3×3女子バスケットボール)は2026年日本選手権でベスト4。野球「神奈川フューチャードリームス」、サッカー「渋谷シティFC」(2024年・2025年ともに優勝)にトレーナーとして帯同し、横浜DeNAベイスターズの子供部門へのトレーナー派遣も行っています。プロの現場で培った知見を一般のテニスプレーヤーの方にも還元しています。
学術的根拠:Carroll et al.(2023)の22件のRCTを含むメタアナリシスでは、徒手療法+運動療法の併用が運動療法単独と比較して疼痛軽減に有意に優れることが報告されています。GIFTメソッドはこの知見を参考にした複合的アプローチです。
料金はいくら?
プランの選び方は?
お身体の状態や目標に合わせて、最適なプランをご提案しています。まずは初回体験で、AI姿勢分析の結果をもとにお話しさせてください。
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全プラン共通の施術内容 トリガーポイント/こころ式背骨矯正/筋力検査/筋膜ストレッチ 他 一人ひとりの状態に合わせた施術をご提供します |
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| プラン | 料金(税込) |
|---|---|
| 初回施術問診+AI姿勢分析・各種検査(必要に応じて)+施術+アフターフォロー | 初回特別価格あり |
| 施術回数券 5回お試し | ¥25,000〜 |
| 施術 月4回会員 | ¥18,700〜学生 ¥14,300〜 |
| 施術 月8回会員 | ¥27,500〜学生 ¥23,100〜 |
※深層筋EMS・BFRトレーニングはオプションで追加できます
※初回料金・回数券・月額プランは院により異なります。詳しくは各店舗ページをご確認ください
本当に変わるの?
施術前後のデータで確認
こころ整体院では、Googleの開発したエンジンをベースにした自社開発AI姿勢分析をすべての店舗で導入しています(導入コストゼロ)。施術前後の姿勢の変化を数値データとして記録し、客観的な経過観察にお役立ていただいています。
※ 上記はAI姿勢分析による姿勢角度・左右差の記録データであり、症状の改善や効果を保証するものではありません。姿勢の変化には個人差があります。掲載データは平均的な変化に近い事例を選定しています。
プロスポーツチームへのトレーナー派遣実績
当グループは以下のプロ・セミプロチームにトレーナーを派遣し、選手のコンディショニングをサポートしています。
新宿givers(3×3女子バスケットボールチーム)——2026年日本選手権でベスト4。
神奈川フューチャードリームス(野球)——2024年・2025年ともに優勝。
渋谷シティFC(サッカー)——2024年・2025年ともに優勝。
横浜DeNAベイスターズ——子供部門へトレーナーを派遣。
テニスプレーヤーからよくいただくご質問
参考文献(タップで展開)
- Montalvan B, et al. Epidemiology of musculoskeletal injuries in tennis players during the French Open 2011-2022. Orthop J Sports Med. 2024;12(4).
- Minghelli B, Cadete J. Epidemiology of musculoskeletal injuries in tennis players. J Sports Med Phys Fitness. 2019;59(12):2045-52.
- Maquirriain J, Ghisi JP. The incidence and distribution of stress fractures in elite tennis players. Br J Sports Med. 2006;40(5):454-9.
- Elliott B, et al. Technique effects on upper limb loading in the tennis serve. J Sci Med Sport. 2003;6:76-87.
- Landesa-Pineiro L, Leiros-Rodriguez R. Physiotherapy treatment of lateral epicondylitis. J Back Musculoskelet Rehabil. 2022;35(1):1-10.
- Alanazi et al. Advances in the diagnosis, management, and rehabilitation of lateral epicondylitis. J Pioneering Med Sci. 2025.
- Cools AM, et al. Internal impingement in the tennis player. Br J Sports Med. 2008;42:164-71.
- Happee R, Van der Helm FC. The control of shoulder muscles during goal directed movements. J Biomech. 1995;28:1179-91.
- Fong DT, et al. Kinematics analysis of ankle inversion ligamentous sprain injuries in sports. Am J Sports Med. 2012;40(11):2627-32.
- Luo Y, et al. Efficacy of manual therapy on shoulder pain and function: SR and MA. Exp Ther Med. 2024;27(5):225.

