産後の膝の痛み|原因と授乳中でもできるケア
この記事のポイント
産後の膝の痛みは「骨盤の不安定さ」と「ホルモンの影響」が主な原因です。授乳中でもできるセルフケアと、整体でのアプローチを解説します。
なぜ産後に膝が痛くなるのか?
一言でいうと:ホルモンより「筋力低下+姿勢変化」の影響が大きい
産後の膝痛は、出産前後の筋力低下と姿勢変化が重なって起きます。「ホルモンで関節が緩むから」と説明されることが多いですが、最新の研究ではホルモン値と膝の緩みに直接の相関はないと報告されています。太ももの筋力を取り戻すことが最も重要です。
太ももの筋力が落ち、膝を支えきれなくなっている状態です。
産後女性の約30〜40%が何らかの関節痛を経験しています
Vullo VJ et al. Hip, knee, and foot pain during pregnancy and the postpartum period. J Fam Pract 1996;43:63-68 — 産後女性は対照群より下肢痛が多い(56% vs 37%, OR=2.3)。痛みの82%が妊娠中期〜後期に発症し、生体力学的因子の関与が示唆。
Schauberger CW et al. Am J Obstet Gynecol 1996;174:667-671. DOI:10.1016/S0002-9378(96)70447-7 — 末梢関節弛緩性は妊娠中に増加するが、血清リラキシン値との相関なし。
Marnach ML et al. Obstet Gynecol 2003;101:331-335. DOI:10.1016/S0029-7844(02)02447-X — 手首・膝の関節弛緩性とリラキシン値に有意相関なし。
授乳中でもできる膝痛ケアは?
一言でいうと:薬が使えない時期だからこそ「筋力」と「動き方」で変える
太もも強化・立ち上がり方の修正・足元の安定の3つです。
授乳中は痛み止めや湿布が制限されることが多く、「何もできない」と感じるママは少なくありません。でも、薬に頼らなくても今日からできることがあります。
Ruchat SM et al. Impact of exercise on musculoskeletal pain and disability in the postpartum period: a systematic review and meta-analysis. Br J Sports Med 2025;59:594-604. DOI:10.1136/bjsports-2024-108488 — 体幹を対象とした強化運動が産後の疼痛重症度と障害を軽減。
BMC Musculoskelet Disord 2020;21:343. PMID:33117595 — 産後の専門家コンセンサス:股関節・腹部・骨盤底の筋力低下、dynamic knee valgus(膝が内側に入る動き)がMSK障害の主因。
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骨盤を整えるだけでは膝痛が再発する理由
一言でいうと:骨盤は入口。膝痛の出口は「太ももの筋力」
骨盤の位置を整えても、太ももの筋力が戻らなければ膝痛は繰り返します。
「産後の膝痛=骨盤矯正」と思われがちですが、骨盤の調整は必要条件であって十分条件ではありません。膝痛が起きるメカニズムは、骨盤から膝まで連鎖しています。
この連鎖のどこか一箇所だけを整えても、他が崩れていれば痛みは戻ります。だからこそ、骨盤・股関節・膝の3層をまとめて評価・ケアする必要があるのです。
研究でも、産後女性の姿勢角度のうち膝痛と有意に相関したのは「膝のお皿の傾き(Q-angle)」のみと報告されています。骨盤の歪みが直接膝痛を起こすのではなく、この連鎖を経由して膝に到達するのです。
PMID:38038760(2023)— 産後MSK痛の因子分析。姿勢角度のうちQ-angleのみ膝痛と有意相関。育児負担を分担しない場合のOR=0.243(76%リスク低下)。
Chu SR et al. PM&R 2019;11:117-124. DOI:10.1016/j.pmrj.2018.06.007 — 初産婦では膝の前方向のコンプライアンスが有意に増加(p=.009)。太もも前面の筋力による安定化がより重要に。
こころ整体院の産後膝痛へのアプローチ
一言でいうと:AI姿勢分析+3層施術で「連鎖」をまとめて整える
骨盤・股関節・膝の3層を一体で評価し、筋力回復までサポートします。
こころ整体院では、独自のGIFTメソッドで産後の膝痛に4つの角度からアプローチします。骨盤だけ・膝だけではなく、連鎖する問題をまとめてケアします。
GIFTメソッド × 産後膝痛
施術前にはAI姿勢分析で膝のお皿の傾きや体のバランスを可視化。「なぜあなたの膝が痛いのか」を一緒に確認してから施術に入ります。
筋力の回復が必要な方には、血流制限トレーニング(BFR)を使った低負荷の筋力強化もご案内しています。軽い負荷で効率よく太ももの筋力を取り戻せるため、産後の体に優しいアプローチです。
安藝泰弘. 肩甲骨非対称性とトリガーポイントの関連. PLOS ONE 2025. DOI:10.1371/journal.pone.0315596 — 監修者による国際論文誌掲載研究。
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こんな症状がある場合は整形外科へ
・膝が明らかに腫れて熱を持っている → 関節内の炎症の可能性
・膝以外にも複数の関節が痛み、発熱・皮膚の発疹をともなう → 膠原病(関節リウマチ・SLEなど)の可能性
・産後3ヶ月以上たっても悪化し続けている → 単なる産後の影響ではない可能性
上記に該当する場合は、まず整形外科を受診されることをおすすめします。こころ整体院は医療法人奥山会と連携しており、必要に応じて整形外科をご紹介しています。
産後の膝痛に関するよくある質問
産後の膝痛について、多く寄せられるご質問にお答えします
多くの方は産後6ヶ月前後で軽快します。
ただし「自然におさまる」のを待つだけでは長引くことがあります。研究では、妊娠によって膝関節の安定性が変化し、その一部は産後も持続すると報告されています。太ももの筋力を意識的に回復させることで、回復のスピードが変わります。産後1ヶ月健診で問題がなければ、早めのケア開始がおすすめです。
はい。薬を使わない手技中心のケアです。
こころ整体院の施術は、薬や湿布を使わない手技中心のアプローチです。授乳中に痛み止めが飲めない・湿布が使えないとお困りの方にも、安心してお受けいただけます。施術後にお子様への授乳も問題ありません。
はい。ベビーカーでのご来院が可能です。
多くの院でベビーカーのまま院内に入れます。院によってはキッズスペースやバウンサーもご用意しています。ご予約の際に「赤ちゃん連れ」とお伝えいただければ、対応できる時間帯をご案内します。
はい。3層をまとめてケアするのがGIFTメソッドの特長です。
産後の膝痛は骨盤・股関節・膝が連鎖して起きています。こころ整体院のGIFTメソッドでは、この3層を一体として評価・施術します。「骨盤矯正は別の院、膝は整形外科」と分ける必要がなく、ひとつの院でまとめてケアできます。
育児の分担が最も効果的です。
研究では、育児を一人で抱えていない女性は産後の痛みの発生リスクが76%低いと報告されています。特に抱っこ・夜間の授乳・おむつ替えの分担が効果的です。「膝が痛いなら座ってて」と言うだけでなく、具体的な家事・育児の役割を引き受けることが、パートナーにできる最大のサポートです。
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Vullo VJ et al. Hip, knee, and foot pain during pregnancy and the postpartum period. J Fam Pract 1996;43:63-68.
Schauberger CW et al. Am J Obstet Gynecol 1996;174:667-671. DOI:10.1016/S0002-9378(96)70447-7.
Marnach ML et al. Obstet Gynecol 2003;101:331-335. DOI:10.1016/S0029-7844(02)02447-X.
Ruchat SM et al. Br J Sports Med 2025;59:594-604. DOI:10.1136/bjsports-2024-108488.
Chu SR et al. PM&R 2019;11:117-124. DOI:10.1016/j.pmrj.2018.06.007.
安藝泰弘. PLOS ONE 2025. DOI:10.1371/journal.pone.0315596.
※本ページの内容は、一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾患に対する診断・治療を行うものではありません。症状が重い場合や、急な膝の腫れ・ロッキング・膝崩れがある場合は、まず医療機関を受診してください。
※「改善」「緩和」等の表現は施術による一般的な体感の変化を示すものであり、効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。
※本ページは2025年2月18日施行の厚生労働省「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師等の広告に関する検討会」ガイドラインおよび景品表示法に準拠して作成しています。
最終更新日:2026年3月27日|監修:安藝泰弘(医療法人奥山会常務理事・柔道整復師・東亜大学大学院博士課程)、萩原三郎(NATA公認ATC)

