姿勢のゆがみと筋肉のコリは
つながっていた
「肩こりがなかなか取れない」「マッサージしてもすぐ戻る」——こうした悩みの背景には、姿勢と筋肉の間に存在する"悪循環"が関わっている可能性があります。
私たちは東亜大学との共同研究で、自覚症状のない健康な成人を対象に、肩甲骨の位置のわずかな左右差と、僧帽筋(肩から首にかけての筋肉)に潜む硬結(トリガーポイント)との関係を調べました。
肩甲骨の位置に左右差がある人ほど、僧帽筋にトリガーポイントが存在する割合が高いことが、統計的に有意な結果として示されました。
この研究が意味すること
姿勢のわずかなゆがみ
肩甲骨の位置に左右差が生じる
筋肉への持続的な負荷
僧帽筋に偏った力がかかり続ける
トリガーポイントの形成
筋肉内に硬結が生まれ、コリや痛みの原因となりうる
※本研究は姿勢とトリガーポイントの関連性を示したものであり、特定の施術効果を証明するものではありません。
掲載論文
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Akiモデル ——
今後の研究展望
恒常的に起こるトリガーポイントの原因と機序の解明
私たちは、トリガーポイントがなぜ繰り返し生じるのか、その発生機序を体系的に明らかにするための研究プログラム「Akiモデル」を推進しています。現在、東亜大学との共同研究体制のもと、複数の研究を予定しています。
研究1:姿勢の非対称性とトリガーポイントの関連
PLOS ONE掲載(2025年10月)。肩甲骨の位置と僧帽筋トリガーポイントの関係を解明。
研究2
姿勢評価の精度検証に関する研究を進めています。
研究3
大規模データを用いた調査を計画しています。
研究4
レントゲン撮影を用いた研究を計画しています。
※計画中の研究については、学術的な新規性の保護のため、詳細は論文公開後に更新いたします。
研究責任者
安藝 泰弘(Yasuhiro Aki)
医療法人奥山会 常務理事
柔道整復師(国家資格)
東亜大学大学院 博士課程在籍
臨床経験28年・施術実績15万人以上
安藝は2006年の創業以来、「なぜコリや痛みは繰り返すのか」という臨床上の疑問に向き合い続けてきました。2020年より東亜大学と共同研究を開始し、臨床の知見を科学的に検証する取り組みを進めています。
ページ公開日:2025年11月 | 最終更新日: